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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

      TOP > ARCHIVE - 2017年07月  
  

脱・「既得権益の岩盤規制を打破」理論 


 今日、休憩時間中に「閉会中審査」をラジオで聞いた限りなのですけれど、安倍首相の

「既得権益の岩盤規制を打破」

 というお決まりのフレーズが聞こえてきて、吐きそうでした。



 加計学園問題そのものはつまんねー話だし、別に安倍首相を擁護しようが非難しようがいいですけれど、

「既得権益の岩盤規制を打破」

 という考え自体が、チープで、時代遅れの、民主主義者の考えだということは、いいかげん分かられて欲しいものです。



 そもそも、「各官僚組織」や「あらゆる既得権益」をそれぞれ扶養する以外に、どーやって具体的に国家という複雑で膨大なものを長期運営し、継続させようというのでしょう。

 各官僚組織、各既得権益を扶養しようとしないのなら(既得権益を打破するだけなら)、もう長期的に国家をやっていこうと思っていないのと同義というものです。



 それをどーして、竹中平蔵だか、NPOフローレンスだか、どこの馬の骨だか知れない

「民間議員の意見」
「民間の専門家の意見」
「民間法人の意見」

 とやらの力学が、

「国家の行政機関」

 へ、横から口を出してよいのでしょうか。

 民間議員や経済会、NPO法人のような連中は、別に「産業や業種を長期的に国家全体として回して行かなければならない」なんて考えませんよ!

 何故、そんな連中の口車に乗って官僚組織の敷く規制を取り払うことが良い……みたいな話を20年30年ずーっっと続けてきたのか。

 それは、おぞましくも、そーやって官僚組織から権限を剥奪した方が民主的だ……みたいな極めて安っぽい、大衆のゲロ処世が、膨大な背景としてあるからですよ!



 そして、安倍首相は、こうした大衆力学に対して致命的な「迎合」をいくつも犯してきました。

「既得権益の岩盤規制を打破」

 というフレーズと規制改革政策は、その大きな罪の一つです。



 でも、この路線で批判をする人ってほぼ皆無なのですよね!

 何故なら、みんながやりたいのは単に「政治家叩きで、普段冴えない自分でも瞬間偉くなったようなつもりになること」で、その一方、官僚もバカにしていたいから、みんなナチュラルに規制緩和論者であり、「国家戦略特区の制度自体が間違っている」という筋は意識の外だからでしょ。

 別に、「友達に利益誘導すること」なんかよりも、「大衆に迎合して既得権益を打破すること」の方がよほど首相としての罪としては重大だと思いますけれど!


(了)


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政治散文、エッセイということ 


 進撃の庶民様にて『安倍政権に対する態度について』というコラムを寄稿しました。


http://ameblo.jp/shingekinosyomin/entry-12294393653.html


 気合い入れて書いたので、どうぞご覧いただければ嬉しいです。


 ◆


 それにしても世の中は複雑です。

 複雑な世界から、国家、政治、経済を抽出したとて、それでもまだまだ複雑です。

 そんな複雑なものについて自分で納得のいくようなことを言うには、それなりに色々な角度から論理を引いて総合しなければなりません。

 だから、「散文」で書くというのは、自分なりにこだわりがあってやっているのです。



 でも、アカデミックな文章じゃない「散文、エッセイ、試論」というのはどんなに素人でも書けるは書けるものですよね。

 下手をすれば小学生にだって書けるかもしれない。

 だから、散文は一歩間違えると、とてつもなくチープな文章なる。

 そして、「チープ」というのは一種の罪なのです。



 対して、アカデミックな文章は、アカデミックな文章であるという一事をもってそれなりの質は保証されるものでしょう。

 形式というものが、割合きちっとしていますから。

 そういう意味では、アカデミックな論理を学んだ方が、社会的に伝達するためには効率的なのです。

「あ、彼の書くものは一定の質が保証されているな」

 と一目瞭然になりますし。



 でも、世の中全体を網羅するためには、散文や対話という、より一般的で広い形式を取った方が都合が良いのです。

 また、私は「政治、経済に関心のある人」という範疇を越えて一般性をもって読まれ、あらゆる人を説得しうる「エッセイ」が書きたい。

 ただ、すると私の文章がチープではないということを保証するものは何もなくなるということになる。

 これは結構困ったことなのです。



 まあそれでも、どーにか安っぽくならないためにはどうすればよいか。

 それは、色々な広い知見からこれを総合する中で自分的な魅力を発揮するということです。

 ここで注意が必要なのは、これは別に最初から「自分を発揮しよう」とするのではないということ。

 広く、様々な角度の知見を蓄える位相ではほとんどニヒリストとも言えるドライな視点からこれを多彩に捉える必要があります。

 だから、さまざまな知見の一つ一つはアカデミックであるべきなのでしょう。

 でも、最終的にそれら一つ一つを繋ぎ合わせ、総合する時にあたって、ようやく自分が出てくるというふうなのが理想的であるということです。



 私はそんなふうな文章を書きたいと思っています。

 そして、そういう「説得的な散文」で人の心を動かし、魅了して、少しでも大衆を浄化したいと思うのです。

 ただ、そんなことは何十年かかっても人間の能力上どだい無理なことであるから、あくまで理想なのですけれど。


(了)
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結婚と死に別れについて 


 よくよく考えてみると、私は今32歳ですから、もう若くもありません。

 内蔵とか、明らかに弱くなったし。

 実際に会った人からは若く見られがちなのですが、それはたぶん所帯をもっていないから雰囲気が子供っぽいのでしょうね。



 そうだ。所帯と言えば、去年、私の妹が結婚したのですよ。

 で、我が一族は、父方も母方も

「兄弟姉妹の半分が結婚し、半分が独身」

 という法則で一貫しているから、妹が結婚した以上、私はおそらく生涯独り身なのでしょう。

 順当にいけば、ですけれどね。

 だから、死ぬときはさぞ寂しいのだろうな……という想像をするのです。

 いや、これはたぶん子供のときから想像していた気がします。

 すると、私は自分が結婚しない(できない)ということを子供の頃から察知していたということだから、別に妹が結婚したことのせいにしてはいけませんね。



 まあ、それはどうでもよいとして、自分の孤独死という将来を、私は子供の頃から割合真剣に考えていたのです。

 ただ、祖父母が死んでゆくのを見て、こういうことも真剣に考えるようになりました。

 すなわち、夫婦も、必ずどちらかは連れ合いに先立たれ、この世に残されるということです。

 当たり前のようですが、これは重大なことです。

 だって、だとすれば、「独り者の孤独死」という悲しい死のイメージは、仮にすべての人間が結婚する社会になったとしても、少なくとも人口の半分には当てはまることになるのですから!


(了)

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政府の「資源配分機能」の重要さを認めよう 


 このブログでは繰り返し強調してきましたが、私は、

「経済に対して、政府がもっと介入をすべきだ」

 という思想をもっています。



 経済における政府の役割は、教科書的に言えば以下の三つ。

1 『経済安定化』
(資本主義では貨幣は負債によって創り出されるので、その気分的伸縮によりバブルとデフレによる混乱は必然であるから、この上下の波をなだらかに修正する統治者の役割が必要となる。※これは短期的な話)

2 『資源再配分』
(民間市場のみでは国土計画や交通計画、都市計画、公共施設、そして軍事設備などが充分に需要されず、資源が配分されないので、統治者としての公的に需要する必要がある。※これは長期的な話)

3 『所得再分配』
(民間市場を放っておくと、地方間、産業間、職種間の格差が広がる。すると、地域や産業や職種や企業で一極集中が起こり国家全体の経済循環を毀損するから、格差を一定水準に抑え、分散を促す統治が必要となる。※これは長期的な話)

 です。


 ◆


 世の中で最も広く承認されているのは、3の『所得再配分機能』だと思います。

 これについても私は、「国家の安定」と「経済全体の循環」を考えるにあたって重要な機能であると思っています。

 特に、そこそこの累進課税、お年寄りのための年金システム、介護システム、健康保険など、社会の基盤や高齢者による需要の持続を保障する機能は、国家全体の安定的運営や経済循環を考えても非常に重要でしょう。

 ただ、この所得再分配機能については、単に「弱い人が可哀想」とか「貧乏な俺にカネ寄こせ!政府!……という請求」の力学が多分に含まれがちだし、『ベーシック・インカム』や『こども保険』など奇抜で偽善的なアイディアで「落ちこぼれ」や「はぐれ者」に媚びようとする輩が出るので、注意が必要です。


 ◆


 これに対して、今の喫緊の課題は1の『経済安定化』であることは言うまでもありません。

 つまり、デフレの問題です。

 資本主義は金融的な「気分」は自動的に調整してくれないので、金融収縮が起こって民間が借金をしない状況にあっては、政府は国債を発行して、もっと赤字財政を吐き出さなければなりません。

 具体的には、減税や政府支出増です。
(※私は大きな政府論者なので、デフレに対する処置も、減税よりは「政府支出増」で執り行うべきだと思っていますけれど)

 デフレでは、政府が需要(赤字財政)をどーんと吐き出して、民間が借金をするようになったら、少なくとも経済安定化の要因からの赤字拡大は必要がなくなります。

 逆に、金融膨張、すなわち民間の借金が膨らみ過ぎるバブルの状態になれば、政府は増税や支出カットで緊縮を志向しなくてはなりません。
(※私は、バブルに対する措置も、基本的に「増税」で行われるべきだと思うので、支出をカットせず、そのまま大きな政府を目指すべきだとは思いますけれど)


 ◆


 そして、3の『政府による資源配分機能』ですが、これは今の世の中で最も軽視されている政府の機能と言えるかもしれません。

 まあ、だいたいみんな(口ではどう言っているか知りませんが)天下国家、日本国家のことなんかどうでもイイと思っているらしいので。

 しかし、私は、この『政府による資源配分機能』こそ、最も重視すべき政府の機能だと考えています。

 意地でもそう考えます。



 というのも第一に、

「市場は国家全体のための需要をすることができない」

 からです。

 これは、たとえば単に「軍隊や交通インフラが市場で需要されにくい」ということに留まりません。

 そもそも国家全体のための需要というのは、原理的に言えばいくらでも需要できるものなのです。

 対して、原子的個人(あるいは原子的核家族)に還元しうる市民サーヴィス的な需要、すなわち、「日本国籍民の一人一人の生命と財産を守ってもらう」というような、短期的な社会合理的な需要だけが求められていれば良いのだ……とすれば、

X「長期を考えれば需要すべき領域(たとえば大規模な国土整備や交通計画)」

 や

Y「文化的な防衛を考えれば需要すべき領域(過剰な自由貿易を阻止するために必要なだけの軍事力)」

 などについては需要されないことになります。


 ですから、この見積もり感を多く取るか、少なく取るかは、国家の長期的存亡の話になってくるのです。

 具体的に言えば、日本人が「千年日本を続けるつもりがあるかどうか」は、この『資源配分機能』をどれだけ重く見ているか……で計られるのです。



 第二に、私は『経済安定化の機能』としての需要創出以上に、「長期的な安定的な政府需要の創出」という意味での、長期的な需給調整機能を、この『資源配分機能』に見るのでありますが、これは少し込み入った話になるので、また今度。


(了)

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このたびの内閣改造の危険性 


 自民党の都議選敗北を受けて、安倍政権は内閣改造を行おうとしています。

 これは非常に危険なものをはらんでいると思われます。

 それを象徴するのが、「橋下入閣」が取りざたされているということ。

 旧橋下市長というのは、「地方型小泉」なのですけれど、だからこそ劇場を演じることができるわけ。

 で、(最初から人気というよりは消去法的な内閣支持率ではありましたが、)安倍政権の内閣支持率が弱まったことを受けて、大衆の喜びそうなスパイスを加えたいと思う力学が、安倍首相視点では当然ありうることでしょう。

 つまり、奇抜な人事で大衆の興味を喚起して、内閣支持率をあげて、自民党内での対安倍力学をけん制したいというふうに思うであろうということ。

 ですから、本当に橋下市長が入閣するかどうかは別として、それに類することを安倍首相が考えていてもおかしくはない情勢であり、それは非常に危険な状況であると言えるでしょう。


 さらに言えば、2018年には衆議院の任期と、自民党総裁選があります。


 そして、こうした危険をはらむのは、安倍首相が自民党総裁の三選を目指しているからなのです。

 この三選を目指しているということが、相当に慣習に反した、不道徳かつ不合理であることを強調しておかなければなりません。

 安倍首相が無理に三選を目指さずに、自民党の総裁選の力学でなるべく自然な形で自民党内での政権移譲を目指しているならば、そこそこの支持率の低下になど気を取られずとも良いはずなのです。

 支持率を背景に自民党と戦おうとしているから、そんなに支持率が気になるんでしょう。

 安倍首相には三選をあきらめて、支持率を気にせず、内閣改造にも奇抜な人事で大衆に媚びを売ることはヤメていただければと強く思います。


(了)


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Category: 政治:安倍「批判・擁護」問題

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進撃の庶民様への寄稿 


 そう言えば私、『進撃の庶民』様というブログへ寄稿させていただくことになりました。

 毎週木曜日の深夜0時に掲載されます。

 すでに三つの記事を寄稿しておりますので、どうぞそちらでもよろしくお願い致します。



 これまでの寄稿は、けっこう自分の思ったことをかなりダイレクトに書いてみたのですが、おおむね反発もないし、みなさん温かい目でお読みくださっているような印象です。

 これは非常にありがたいことで、ひとえに運営者、管理者様や寄稿メンバーの寛容さゆえんだと考えております。

 前提する共有さえ踏まえていれば、その中で割合範囲の広い言論が認められているのですね。



 ただ、安倍首相の支持率が下がり、来年には自民党の総裁選があることも影響して、『進撃の庶民』様の中でもかなりいろいろな意見が出てきているように思われます。

 それはまあ当然と言えば当然でしょう。

 こうした中で、「安倍政権をどう見るか」という、説得力ある一つの見方を提示してみたいと思って、今週の寄稿を今書いています。


(了)

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ブログを毎日更新することについて 


 世の中は複雑なのですが、いろいろなことをいっぺんには言えません。

 何かについて言ってみてもそれは社会のごく一部分ということに留まらず、その表現者の前提や思想のごく一部でしかないのであり、

「なるほど、こういう前提で、こういうことを言う男か」

 ということをわかってもらうためには、ブロガーなら定期的に読みに来てもらわなければどうしようもありません。

 逆に言えば、ブログというのは、そういう点で「散文」的な表現には適していると、ずーっと思ってはいるのです。


 しかし、そのためには毎日更新するのが一番なのでしょうね。

 毎日更新ってすごく難しいし、何度も挫折しているのですが。

 私は私で普段の生活ってもんがありますし、ずーっと政治や経済や時事のことを考えていると嫌気がさすこともあります。

 しかし、性懲りもなく毎日更新を初めてみようと思います。


 逆に言えば、毎日更新でみなさんに読みやすく来ていただけるように書くというのを、ちょっと目指してみようと思うのです。

 でも、それは薄っぺらなことを言うというのではなく、もちろん真剣にやるのですけれど。


(了)

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東京都民ファースト・バカ賞   


 
 
 都議会選について、小池百合子と不愉快な仲間たちが勝利し、過半数を獲得したとのことです。
 
 
 また、投票率の方は51.28%だそうですが、非常に高い投票率だと思います。
 
 やはり、投票率が高ければ、それだけバカが投票するというか、浮動票が投票するということなんでしょうね!
 
 まとめれば、東京都民というのはその程度のバカだということであり、とりわけ浮動票は特にバカということになります!
 
 
 木1

 
 
 そもそも、小池都知事が誕生して以降、豊洲の問題があり、なおかつあれだけの安っぽい改革女であることが明白になったにも関わらず、ほとんど
 
「議会での反・自民勢力」
 
 というチープな「既得権益打破」の人気取りだけで、これが勝利してしまう。
 

 東京都民の「改革的浅はかさ」「大衆っぷり」がこれだけの膨大な力学として現れた選挙は他にないでしょう。
 
 
 
 これまで、都知事選挙では幾度ともなくそのバカっぷりを発揮してきた東京都民ですが、都議会だけはなんとか
 
「各『東京内地域』の既存の枠組み」
 
 というまともな力学の上で、自民党がこれを維持してきた。
 
 
 しかし、その防波堤も今回完全に破られてしまったというわけです。
 
 
 
 また、今回、都議会選の話を、単に反安倍というだけで、
 
1 「反安倍だから」
 
2 「都議会選でも反自民」
 
 というようなフザケた論調のあったことを非常に残念に思います。
 
 
 別に反安倍運動をしようがかまわないのだけれど、「都議会」というのは「東京という地方」の議会なのですよ!

 それを、 
 
1 反安倍を用いだして都議会の自民党の足を引っ張り、
 
2 逆に、都民ファーストの会の「低劣さ」、「安っぽさ」、「改革志向」を容認する
 
 
 というのはメチャクチャであり、「東京という地方」を蔑ろにするフザケた態度だと思います。
 
 
 
 まあ、東京都民の民度は「バカ」ですから、東京都民(バカ)がどうなろうがどーでもイイというふうに切り捨てるというのであれば論理的には整合しますけれど。
 
 
 
(了)
 
 
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Category: 法制:規制緩和批判

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