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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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純粋大衆根性批判 

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『純粋大衆根性批判』

 前回、俺が
「日本人の一人一人には、内閣を『不支持する権利』も、『支持する権利』も無い」
 という事を、とりとめのない調子で書き綴ったのは、
「安倍首相は駄目だ」
「いや、安倍首相しかいない」
 などといった風に議論しあう昨今の世の風景に対して、批判を加えたかったからです。

 もっと言えば、
「安倍は新自由主義者だ」
「いいや、新自由主義者じゃない」
 などという議論の不毛さ、愚かさ、浅はかさに対して、本当に嫌気がさしているのですよ。

 そして、現状、このような不毛な議論が世を跋扈しているのは、そもそも第二次安倍内閣が発足して以降、
「自民党を支持しているのではない! 安倍晋三を支持しているのだ!」
 などといって、盲目的に『安倍首相個人』を支持し、一方で「自民党や官僚」を叩いてきた連中の浅はかさが原因であると糾弾します。



 この、「自民党を支持しているのではない! 安倍晋三を支持しているのだ!」というような台詞、あちらこちらで聞かれた台詞だと思いますが、これは一種の『反権力』の心根を反映したものであることに、まず気づいてもらいたいのです。

 一見、「首相を支持している」のだから、権力寄りの態度であるかに取られがちでありますが、実の所これは「自民党や官僚」を『打ち破るべき敵』として設定して成り立つ態度でしょう。
(よーく考えてみると、この「既存の政治権力や既得権益」を打破してくれることを期待して首相を支持する……という指向は、小泉政権のあり方の問題に酷似しているとは思いませんか?)

 つまり、それは、

ーー「腐った既存の権力」なるものを、「国民の支持を得たトップ」が、「打破」して、政治を正しく導いていくーー

 といった、ガキ臭いストーリーの上でなりたっている、ガキ臭い『大衆根性』の問題、であると言えます。

 また、そういった連中からすると、敵は『自民党』や『日銀』や『財務省』だったりするわけです。
 しかし、俺は『自民党』や『日銀』や『財務省』が、「悪の組織」であるなどとは、一ミリも思いませんよ。つーか、俺は、それらを擁護する事を強く宣言させていただきます。


 そういう「既存の腐った権力を、安倍さんが打破してくれるはず」といったような、ガキ臭いストーリーは、現実を何一つ反映しない『少年ティックな空想』でしかないのです。
 すると、その先はどうなるかと言えば、やがて「安倍には裏切られた」とギャーギャー文句垂れるに決まっているわけですよ。或いは、さらに自民党や官僚を叩きまくるだけなのかもしれませんが。




 俺が今、本当に問題だと思うのは、「安倍首相の具体的な政策への姿勢がどうこう」などではなく、「既存の政治権力機構」や「既得権益」が、政治的な力を発揮できなくなっていることにあると考えます。つまり、内閣に対して、自民党や官僚の権限が弱くなっていることが問題であるという事です。

 自民党や官僚という『既存の政治権力機構』は、もっと力を発揮すべきです。それは、自民党や官僚の責任というよりは、自民党や官僚を、「古くさい政治権力」と決めつけ、「悪の組織」として謗り、権限を剥奪してきた『大衆根性』の方にあると思います。

 本当に困ったことに、世間の圧倒的大多数が「既存の権力(自民党や官僚)から、権限を取り上げること」が、「良い事」であると誤解しているように見えます。
 さらに驚くべき事に、「新自由主義や構造改革へ批判的な者」ですら、自民党や官僚から権限を剥奪する事には否定的でない輩がいたりするわけです。(これはもう、本当にワケの分からない事なのですよ?)



 ハッキリ言わせていただくと、そうした「大衆根性に基づいた、安倍支持」や「大衆根性に基づいた、安倍不支持」の対立は、どちらにせよ「既存の政治権力から、権限を剥奪する」という結論を導いてしまうので、いい加減止めていただきたいのです。

 とは言え、政治権力が大衆に奪われた場合、その国家を救済する事は理論上不可能であるわけですから、もう、諦める他ないのかもしれませんが……



(了)



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コメント

No title

こんばんは。
書いておられること、理解できるような気がします。
私はそういうタイプの人の事を心の中で密かに「愛国的アナーキスト」(矛盾しまくりi-229)、「愛国的共産主義者」あるいは「ユダヤ金融陰謀論に嵌った愛国者」と呼んでいます。
愛国的ではあるけれど、革命志向であると思います。
となると中国や旧ソ連の共産革命みたいですね。言ってる側はそんな自覚など無いと思いますが。
政府でも官僚でも与党でもとにかく何らかの「体制批判」することこそが正義だ、というような風潮が日本人に無自覚に沁みこんでいるのかも知れません。適当な批判先が無い時には矛先はザイムカンリョウガーになります(笑)

ただ、安倍は支持するが自民と官僚にはNOと言う人の中には、これまでの自民党政権が中国や韓国を支援してきた、要らぬ配慮をしてきた事に怒っているケースも少なくない気がします。
古い体質の自民議員がイコール族議員と言われるものでもある、だから中韓に配慮してきた議員を否定すると「既存の政治権力」に反対しているように見えてしまうのではないかと。
官僚も財務官僚は別として、外務官僚ならばチャイナスクールだとか孫崎みたいなのが居ると思ったら売国官僚め!と言いたくもなりますね。

紺屋の鼠 #4TUF.cSM | URL | 2013/10/27 19:24 [edit]

Re: No title

紺屋の鼠さま、毎度有意義なコメントをありがとうございます!

 おっしゃるように、愛国者風で革命的ってのは、結構あるんですよねえ。
 しかも、その心根を発揮するための理屈は、無限に創造しうる……ってところが、本当に厄介です。

 政治家や官僚も、そりゃ国家を指導するわけですからそれなりの人数が必要で、それなりの人数がいれば中には困った奴もいると思うんですよ。しかし、その困った奴がいるって事を、「中央集権を弱めさせる根拠」にする理屈が、本当に腹立つわけです。
 もし、本当に政治家や官僚が困ったと思うんだったら、「より強固にしなければ国力が下がる」と危惧しなければならないはずで、それなら、政治家や官僚に「優秀な人材が行くよう高い給与」と「さらなる人員の確保」を考えるべきだと、俺は思うんですよね。

後藤真(おーじ) #- | URL | 2013/10/28 00:17 [edit]

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なめ猫♪ | 2013/10/29 15:08

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