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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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英霊に対する恩義……という誤魔化し 

「今の我々があるのは、大東亜戦争を戦った英霊のお陰だ」

 この時期、こういうような言葉をよく聞きます。つまり、今の我々は、英霊に恩義があるというわけです。
 しかし、私はこれを誤魔化しだと思う。

 なぜなら、我々現代日本人は、英霊に対して「恩」があるのではなく「罪」があると意識されていなければならないはずだからです。



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 そもそも当時の日本は、「アメリカとその自由民主主義」というものを拒否して、「我らこれに屈セズ!」という風に奮起して戦ったのです。
 今、その「アメリカと自由で民主的な大衆社会」に屈し切って平和と飽食を享受している現代人が、その恩義を英霊に感じるというのは、いくらなんでも論理が破綻しすぎでしょう?
 だって、それは英霊が命を賭して拒否したものなのですから。彼が拒否したものを享受することについて、彼へ恩義を感じる……というのは一体どういう理屈なのか。

 そうした『論理』という意味では、世間で「サヨク」と呼ばれている人々の方が一貫してはいます。つまり、「自由で民主的な大衆社会」を肯定しつつ「英霊をキチガイ扱いする」という所に筋が通っている。しかし、それは「一貫して間違っている」という一貫性があるにすぎないわけで、それ以上の価値は認められようもない。


 こう考えると、非・サヨクの「理屈に拘らない」という姿勢は、サヨクより男らしい所があるのかもしれません。

 ですが、一方で「英霊」に恩があるだの感謝するだのなんだの言っておきながら、もう一方で「アメリカ及び自由民主主義による、現代日本人の平和と飽食」を前提とする……というのは、一貫性に欠くにもほどがある。
 その一貫性の欠如があるので、恩義とか哀悼だとか言わなくてはならなくなってしまうのです。



 なるほど、サヨクは「現代の自分を肯定」するために「前時代を否定する」という風にして一貫性を持たせるので、『超絶的な進歩主義・啓蒙主義』へと突進してゆく。社会もこれに浸食されてゆく。

 対して、非・サヨクは、「前時代を肯定」するそぶりは見せるが、そこには「現代の自分を否定しない限りにおいて」という暗黙の手加減がある。
 この「現代の自分を否定しない限りにおいて」という、現代人の都合によって、「あの日米戦争の奮闘で、結果的に現代の平和と豊かさを得ることができましたとさ……」というような暗黙のストーリーでこれを繋ぎ止める事が前提されてしまうようになっている。

 しかし、これは否!です。

 英霊の意志や恣意を、勝手に今の自分たちに都合の良い風に改竄してはなりません。

 あの日米戦争で、ますらおの日本軍人は「アメリカ及び自由民主主義」を拒否して勲を示したのでしょう。神風特攻隊や硫黄島、ペリリューの若き日本兵は、「アメリカ及び自由民主主義」なんかに屈してたまるか!……という激情で文字通り火の魂を燃やしたのです。

(尚、このアメリカ及び自由民主主義への『拒否』を認める事なくして、「大東亜戦争は自衛戦争だった」という大儀を主張する事は論理的にできない、ということはよく考えていただきたい。さらに、私はあまり好きではありませんが、「大東亜共栄圏の大儀」も自衛の大儀なくして大儀だてられないのは言うまでもないことです)

 そして、彼らがそうできたのは、自分の死後に残った日本人が「アメリカ及び自由民主主義に屈服する」などという事は絶対にしない、と疑わなかったからです。もしかしたら、脳裏をすら過ぎらなかったかもしれません。
 つまり、「アメリカが日本を攻めきれずに撤退する」か、「日本民族が全員死ぬか」しかない……という事が大前提だったわけです。

 よく勘違いされていますが、玉音放送の際、日本人が「日本が負けたことが信じられなかった」のは、大本営の情報が公開されていなかったからでも、日本一億民が竹槍と神国パワーを信じ切っていたキチガイだったからでもありません。
 つまりは、「勝つか、日本民族全滅か」だったら、負けはないということ。正しく言えば、当時の日本人は「日本が負けたことが信じられなかった」のではなく、「降参した事が信じられなかった」のです。


 同じように、必死必中の命を受けて英霊となりたまうた神風特攻隊員たちも、「勝つか、日本民族全滅か」という大前提の下、肉弾特攻したわけです。

 さあらば第一に、その『降伏』が英霊に対する罪です。
 生き残った日本人は、ここでひとたび英霊を裏切っているのです。

 この罪を贖う為には、降伏の後も「死んだフリ」をして反撃の機会を伺い続けていなければなりませんでした。堅く拒否していた「アメリカ及び自由民主主義」を受け入れた「フリ」をして大石倉之助にならねばならないはずでした。
 そして、再び牙を剥き、晴れてアメリカを滅ぼす事ができたら、そのときようやく我々は英霊に対して胸を張れるはずなのです。


 しかし、現代の日本人はなんですか。
 この「アメリカ及び自由民主主義」は、大衆のの平和と飽食に極めて都合がよく、日本人は皆これが「進歩だ」と前提して憚らない。
 あれほど英霊が体当たり攻撃や突撃で拒否した「アメリカ及び自由民主主義」に、屈服しまくりではないですか。そして、屈服して平和と飽食を享受するを大衆の大衆たるケンリだとすら思っていやがるのです。当たり前のケンリだと、そう思っているのです。

 要するに第二の罪は、「降伏してしばらくたったらいつの間にか普通にアメリカ及び自由民主主義に屈服していたこと」です。



 まあ、いいんです。日本人が英霊を裏切るというのであればそれでも。しかし、その場合は「俺は英霊を裏切る!」と、きちんと宣言してもらわねば困ります。
 英霊はキチガイだったとか、英霊に恩があるとかいって誤魔化してもらっては困るのです。
 何故なら、それは狡猾な欺瞞というやつだからです。



 しかし、できることなら、日本人には「アメリカおよび自由民主主義」を再び拒否し、アメリカへ反旗を翻す為に伏す……という意志を回復してもらいたい。そして、第二次日米開戦でもってアメリカを滅ぼすまで、我々は英霊に対して罪を追うことになるのです。

 まあ、私とて、今すぐアメリカを滅ぼせとは申しません。

 というより、現代に生きる日本人は、アメリカを滅ぼすまで英霊に対して罪があるのだ……ということが分かられていさえすれば、良いのです。
 大切なのは、誤魔化さず、「罪の意識に苛む」ということなのですから。



(了)
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コメント

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懺悔すべきはアメリカナイズされてしまい
英霊が守ろうとしていた本来の日本的価値観を
理解できなくなった国民です。

英霊が否定したアメリカは日本に牙を向くアメリカであります。
日本は古来から諸外国の文化や技術を吸収してきました。
戦争がなければ、時代に合わせた受け入れ姿勢をとったでしょう。
ただその受け入れ方も例えば儒教のように
当時の日本であれば日本の風習に合うところをだけをちゃんと選別して
取り入れたと思います。

現代もこのようにアメリカ流の自由主義も選別して受け入れるべきです。
なぜなら日本にも古来から日本的な自由という価値観があるからです。
ただ昔から日本ではその価値観はあまりにも当たり前過ぎていました。
よって古来から言語化されることも稀有でした。
なぜなら諸外国と異なり日本は自由が脅かされることが少なく
自由の意識化の必要性がなかったからです。
そして現在、戦後教育に洗脳された日本人は選別能力を失ってしまいました。

アメリカは自由の権利を主張をせざるをえない歴史がありました。
そこから生まれた自由主義は自力救済型であり
自由を守るという意識は日本はと比べられないほど強いものです。
またその反動で権利は強調するが義務は軽視するといった
個人主義的な要素も強くなっています。

古来から自由という概念を意識する必要のない日本人としては
権利は強調するが義務は軽視するといったアメリカ的自由主義に
反発するのは当然の感情です。
英霊が戦っていたのはそのような個人主義的な自由であります。

英霊に懺悔すべきは英霊が守ろうとしていた
本来の日本的価値観を理解できなくなった国民です。
アメリカナイズされ、左翼に洗脳され、
自由という概念をひとくくりにしてしまう。
英霊が感じた違和感も分からずに英霊に懺悔しなければならないという
論調はあまりにも短絡的な見解です。

その点を本能的にわかっている保守は
アメリカ的自由主義や強調しすぎる個人の権利の主張などを批判し、
英霊の感じた違和感をしっかりと引き継いでいると思います。

ひまわり #- | URL | 2014/08/17 08:02 [edit]

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