05 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 07

日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

TOP > 未分類 > title - 【読感文】三島由紀夫「奔馬」、感想      
  

【読感文】三島由紀夫「奔馬」、感想 




 今日は、ちょっと前に読んだ三島由紀夫の『奔馬』の感想を。ネタバレの問題が出ない範囲で。

 これは、豊饒の海・第二巻なので、本来一巻目の『春の雪』から読むべきだったのでしょう。けど、聞き及んでいた粗筋から一巻はすぐに読む気がしなかったのと、二巻に非常に興味が湧いたことで、邪道ながら『奔馬』から読んだというわけです。

 何と言うか、腹のそこから熱湯が込み上げてくるような読後感でした。というのも、主人公の飯沼勲に「特攻隊」を見たからです。逆に言うと、特攻隊の心映えはきっと飯沼勲のようだったに違いないのです。

 それで私はこう思いました。現代人が、特攻隊の瞼の裏にも昇ったであろう日輪を疑って彼らを「可哀想な特攻隊」扱いするのは、ちょうど飯沼勲が警察からアカのように拷問されなかったのを痛切に不本意と思ったがごとく、特攻隊にとっては不本意であるにちがいない、と。

 でも私、勲の容貌は『潮騒』の新治のイメージで読んでいたんですよね。新治のような生活の純朴さと、勲のような暴力の純朴さは、どこか繋がって表裏一体のもののように思われます。

 ちなみに、鬼頭槇子のイメージは『愛の渇き』の悦子でした。
 三島由紀夫の作品によくでてくる、ただ生きるということが凄まじく辛そうな美女って耽美ですけどゾッとしますね。


奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)





関連記事
スポンサーサイト

Category: 未分類

Thread: 政治・経済・社会問題なんでも

Janre: 政治・経済

tb 0 : cm 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://shooota.blog.fc2.com/tb.php/229-7fd5233e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)