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日本が日本であるために

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『天皇制』とは何か・1 


 おそれおおくも天皇というご存在そのものについて論じるのは、それこそ日本におけるすべての歴史(過去、現在、未来)を論じるのに等しく、一朝一夕でなせる業ではありません。
 しかし、いわゆる「天皇制」ということについてなら論の幅はごく狭まってくる。


 もっとも、「天皇制」などという言い方をすると、「天皇は制度ではない」という反発があるかもしれません。
 確かに、天皇を「制度」という風に言った時点で、それは何か人為的で、変更可能なものになってしまう。要は、「天皇制度」と「別の制度」という風に相対化されてしまうからです。

 だから、「天皇制」という言葉自体はサヨク用語……というか、「戦前にコミンテルンが天皇制打倒の為にした造語だ」なあんてことはよく言われる。もっとも、コミンテルンの謀略は全然思い通りには行ってなくて、戦前にはほとんど広まりを見せなかったが、戦後になってはじめてこれが広く普及したものではあります。



 ですが、「天皇制」という風に、ひとたび天皇というものを相対化して考えてみること自体は、悪くない。というか、やらねばならぬことでしょう。天皇を相対化する語として「天皇制」という言葉を編み出したサヨクは、天皇というものに対する前提をひっぺがして相対化させることがその打倒に繋がるに違いない……という未来に向けての進歩的歴史観を前提としていた。

 しかし、そういういわゆる「進歩」「啓蒙」の歴史観、未来観から決別すれば、こういう事も考えられるのであります。
 すなわち、「天皇制」という言葉で天皇を相対化しながらも、「天皇制度にこだわり続ける」という筋道で絶対性を獲得すればよいわけです。これは、「制度」として「既存」のものに何か先人の英知の宿ることを感じ取る真に保守的な態度を獲得することにも繋がるでしょう。

 そもそも、モダン(近代主義)の受容が粋を極めるごとに「天皇」が相対化されてゆくことはほとんど摂理なのであるから、相対化した上でいかに天皇にこだわり、天皇の背後にある崇高なるものへの連なりを担保するかという精神作業の問題からは逃れられない。そうなると、いわゆる「保守」と言われる立場の者こそ、むしろ「天皇」を国民の心と政治体制を繋ぐ「制度」として解釈する努力をするべきなのではないでしょうか。


(つづく)

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