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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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大阪都構想否決後に予想される大衆迎合論筋 



 いわゆる大阪都構想(大阪市廃止・五分割構想)は具体的な政策論としても、極めて杜撰で、あらゆる意味で穴だらけのものであったに違いありません。
 だから、住民投票で否決されたのは、大阪市という巨大な都市の、政策的、統治的観点から見ても、「九死に一生を得た」といった出来事であったに違いない。

 でも、本当に大切なのは、いわゆる大阪都構想……ひいては維新のごとき「改革的大衆思想」を、「時代遅れ」なものとして追いやる思考転換なのだと思うのです。

 すなわち、これを期に、
「既存の組織を壊し、民主主義で一から設計することによって、既存の社会にあるシロアリ(コネ、シガラミ、既得権益)を排除する」
 というような『平成大衆ガキ理論』を、もうそろそろ止めにする……という転換であります。

 日本の存続には、この大転換が不可欠だと私は考えます。
 が、多分、この大転換は起こらないでしょう。



 何故なら、大衆というのは物事を「それぞれ自分の都合の良いほう」へ解釈していくものであります。
 というより、都合のよい(通りのよい、聞こえのよい)解釈に注目が集まる。また、言論者達は注目される解釈を文に綴る。「大衆」とは、そういう悪循環をもって大量の人非人(ゾンビ)を排出していく現象そのものであります。


 そして、平成の御世にあって「都合のよい、通りの良いもの」とは、「改革」的なるものであり、「維新」的なるものである。
 改革的で維新的なものとは、もう一度言いますが、
「既存の組織を壊し、民主主義で一から設計することによって、既存の社会にあるシロアリ(コネ、シガラミ、既得権益)を排除する」
 というような『平成大衆ガキ理論』のことです。
 これが大衆にとって都合がよく、そしてそれが故に最も世間で通りのよい理屈としてハバを効かせているというわけです。

 すると、大阪都構想が否決され、よしんばこれから「維新の党」「橋下徹」といった具体的な対象の求心力が低下したとても、「改革的なるもの」「維新的なるもの」は大衆理論として温存されてしまう可能性が非常に高い。というより、まず温存されてしまうでしょう。

 さしあたってその経路を予測すれば、次の二つの論筋が考え得る。



【大阪都構想否決後に予想される大衆迎合論筋・パターン1】

「大阪都構想という改革案は良かったが、既得権益の妨害に合い、市民が誤った投票行動に誘導された。市民はこれに負けず、権力(シロアリ)と闘わなければならない」
(類似のものとして考えられるのは、「だから、日本人はまだまだ近代的自我に欠けていて、「市民」的要素にかけているのだ」などといった論筋である)

【大阪都構想否決後に予想される大衆迎合論筋・パターン2】

「大阪都構想という改革案は市民に受け入れられなかったが、「抜本的改革」は必要であると皆言っているのだから、別の「改革なるもの」「維新的なるもの」を拵えなくてはならない」



 おそらく大衆は、これらの論筋を薄くぼんやり蔓延させることによって、「大阪都構想否決」という脱・改革の契機がうやむやにしてゆくはずです。
 そのほうが、刹那的な請求を都合よくのたまう事しかしない大衆にとって都合が良いということを、大衆本能によって大衆は察知しているから。
 そして、大衆の察知を言論人は察知しているものだから、引き続き人々は保守であろうと革新であろうと「改革」「維新」をのたまい続けるはず。
(また、厄介なのは、そこに憲法問題すらも絡まっているらしいということ。このことは、後に別記事で語りたいと思います。)

 でも、その「都合」を許してはならないのです。
 何故なら、そうした「大衆の都合」は文明を没落させるからであります。
 また、平成の日本文明を常に没落させてきた要因は、ことごとく「改革」でした。

 この改革……大衆ガキ理論を打ち倒すのは、大阪都構想なるものを打ち倒すより遥かに困難なことです。

 でも、大阪都構想を打ち倒すことができたのだから、もしかしたら「大衆・改革・維新」といった強大で凶悪な化物を打ち倒すことも「ひょっとしたら可能なんじゃないか?」と希望を持っている今日この頃であります。



(了)


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コメント

正直、今回の結果には驚きました。
あそこまで醜悪で暴力的な大衆煽動が起こって、しかも、世間がそれを許容するような空気のなかで、これを跳ね返すことができるとは。
とはいえ、橋下現象の「本体」は、橋下徹でも維新の党でもなく、「大衆」ですもんね。橋下徹が引退したとしても「大衆」は引退してくれない。
そして、今回のことを反省することもない。
都構想の支持不支持を年代別で見ると、唯一、70代以上では反対が上回ったが、それ以外の世代では賛成が上回っているとのこと。
ということは、10年後、20年後、大衆による改革運動は、今よりも激しくなる可能性がある。
今、都構想支持者は、唯一、反対が上回った70代以上の世代に対するバッシングを始めているようです。「老害」という言葉を使って…。
本当に醜い…情けない世の中になりましたね。

natu #- | URL | 2015/05/19 09:29 [edit]

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