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日本が日本であるために

主に政治、経済、時事、国家論についてなどを書きます。日本が日本である、ということを主軸に論を展開していきたいです。

 

同性婚について 


 そう言えば、少し前にアメリカで同性婚についてのニュースがありました。最高裁で同性婚を認めないのは違憲であるという判断が下されたというのです。

 それに関連して、最近読んだブログ記事で面白かったのは、『The Midnight Seminar』様の以下の2記事です。これは、渋谷のパートナーシップ条例についての記事ですが、議論される要素としては一致するでしょう。
 特に、コメント欄での議論が面白いのでおすすめです。ブログ主様の論理的な思考は本当に素晴らしくて、舌を巻きますよ。

渋谷区の「同性パートナーシップ条例」とそれに対する反対運動について

同性婚の話の続き


 私も、同性婚それ自体はあまり関心のあるトピックではないですが、「基本的人権というものが、慣習から超然して、人類普遍の原則的基準として想定可能である」という考えからされる同性婚の話には吐き気がします。
 つまり、同性愛や同性婚そのものは別に勝手にすればよいと思いますが、「基本的人権」を根拠に「多様性」を政治的に実現しようとする態度が嫌なのです。

 私は、いわゆる「少数派」の「基本的人権」を「政治」が保障しなければならないだなどとはまったく思いません。そういう考えは、有害かつ不必要なのです。そんなもので少数派の心は救われない。つまり、少数派を政治的に「少数派」でなくすようなことでは、少数派は救われないということ。
 ある人の権利は、その人の予め規定された立場に応じて、「適正」に与えられてさえいれば良いのです。
 その「適正」の基準が、文化や慣習に根拠立てられたものでありさえすれば、別に「同性婚」が法制化されても良いと思いますよ。
 しかし、その基準を「基本的人権に基づく多様性の自由」などという、ほとんど一切なんの意味もない原理によって押し進めるのは止めてもらいたいです。少なくとも、「政治」の領域では。

 もっとも一方で、現在には近代化の徹底によって、その「慣習」や「文化」そのものが融解しているという問題もある。
 また、近代的な「民法」そのものがそうした融解を押し進めてきたイチ要素でもありますね。
 つまり、「慣習、文化」を対外的に守るはずのものである民法という制度が、国の内的には慣習と文化の画一化と融解を助長してきた。こういうジレンマがあるということも、見逃せない事実なのです。

 そうした意味で、いわゆる保守派の叫ぶ同性婚反対の論理は、あまりに短絡的で、そうしたジレンマに対する深刻な思いに欠けている。また、こうした深刻さに欠けていたら、その同性婚反対の論理を前提付けるものが成り立たなくなりますね。ですから、非常に滑稽なものだと言わざるを得ない。


 これは、「民法」というものをどう考えるか……たとえば、明治にされた「民法典論争」などをもう一度考えてみる必要があるというところに繋がって行く議論だと思います。
 つまり、民法典論争でされた、「天賦人権」とは本当に法律として定められて、人を幸せにするものだったのか。
 あるいは、地球が狭くなる中で、天賦人権を根拠に民法が定められなければならなかったとしたら、それは「日本の天」を防衛するためのものではなかったのか。
 では、天とは何か。天下(日本)とは何か。

 我々は、「基本的人権」などという意味不明な原理を政治的に拡張するばかりではなく、そういうもっと本当に大切なことを考える必要があるように思われます。つまり、ネイション(土着心)をステイツ(制度)に活かすという態度の徹底です。そのためには、もっと我々のネイションにかんする知見が豊かでなければならない。
 例えば、いわゆる「家制度」にどれだけの正統性があるか。平安の妻問婚やかつての農村における民俗的な家族システムなどは、制度として吸い上げられる必要はないのか。でも、やはり武士的な家制度にも一定の分があると見なされなければならないのか。
 そういうあらゆる「日本」が考慮され、我々の「型(フォーム)」を再構築していかなければならないのです。また、堕落や逸脱の自由も、型が前提されていてこそのものであります。



 さて、以下は、ネット上の気に食わなかった記事です。


「同性婚」容認が日本の安全保障のためになる理由 アメリカで画期的な判決、日米関係の新たな論点に?

 本当に、こういう考えは最低だと思います。


同性婚合法化で全米がレインボーになった本当の意味

 こういう考えが世間一般の「同性婚ってイイんじゃない?」ということをピーヒャラとのたまう輩の大多数の雰囲気なんじゃないでしょうか。



 日本人は頭が良くて狡猾ですから、本心に①を隠して口で②を掲げるという欺瞞が、これからされてゆくのではないかと私は予想しています。



(了)


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Thread: 政治・経済・社会問題なんでも

Janre: 政治・経済

tb 0 : cm 2   

コメント

そう言えば・・・

日本は明治維新で西洋のキリスト教的価値観が入ってくるまでは同性愛そのものには寛容な社会でしたね。特に平安時代とか戦国時代とか。
が、「同性婚」という制度ができなかったのは、そもそも「結婚」が「生殖」を前提にした制度だからでしょう。現代においては「結婚」には「生殖」以外の意味合いも付加されていますが(どうしても子供ができない夫婦もいるわけだし)、やはり結婚が本来は「生殖を目的としたもの」であることに変わりはないと思われます。

そう考えると、いっそ「(異性婚であろうとも)カップルの間に子供ができたことが明らかになった時点で法的に結婚の手続きを取る」というシステムにした方がいっそスッキリしそうな気もします。

最後にご紹介のブログ記事に「ややこしい手続きを経て子供を作った同性カップル」が出てきましたが、彼らのようなケースに限っては法的に夫婦と認めるのもありかな?とも思います。
「同性婚容認」への反対意見の一つとして「少子化を助長する」というのをとある地方議員さんから聞いたことがありますが、↑のカップルに関しては少なくとも少子化解消に貢献できるということなので。

kappa #NbShkeg2 | URL | 2015/07/16 17:37 [edit]

同性婚で集団結婚とかになっていきそうで恐いですね。

1.統一教会 1990年代後半 洗脳集会(YouTube動画タイトル)
http://m.youtube.com/watch?v=rrTvcgWNA0E&hl=ja&gl=JP&client=mv-google
2.ネトウヨの正体(YouTube動画タイトル)
http://m.youtube.com/watch?v=-xvWDBh0MAo&fulldescription=1&client=mv-google&gl=JP&hl=ja

TK #c9iXJ.sE | URL | 2015/07/16 23:54 [edit]

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