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蜘蛛と不合理・日記 



 私の家の近くには、川が多く走っています。
 その汚らしい川を沿いを歩いていると、ものすごい角度で蜘蛛が巣を張っていて、その中心には植物の綿毛のようなものがかかっていました。

 立派な蜘蛛が、規律正しく糸をたどり、一生懸命に獲物を食そうとするのだけれど、なにしろそれは綿毛ですから一向に食せる気配がない。
 それでも彼は一生懸命に何度も糸を辿り、獲物を食そうとする。

 私は用があって十分程度彼を眺めた後、去ってしまいましたが、果たして彼はあれからどうしたでしょうか。
 餓死するまで綿毛を食そうとして、果ててしまったでしょうか。


 なるほど。私は一応人間ですから、蜘蛛の不合理な行動を理解することができる。
 しかし、人間以上の存在があったと仮定して、そいつが月かなんかから人間社会を俯瞰した時には、人間などきっと多くの不合理をやっているに違いないのです。

 しかし、蜘蛛が蜘蛛の能力と主観性の中で蜘蛛をやるほかないのと同様、人間も人間の能力と主観性の中で人間をやる他ありません。ですから、あらゆる人間社会の不合理を整合させる人類の最終到達点など、人間によっては、永遠に編み出すことはできないのであります。



(了)


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