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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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北朝鮮とアメリカ 

 北朝鮮のような小国がどうして現在アメリカにも中国にも屈しないでいられるのか。
 それは二つの理由があります。

一、核を持ち、ミサイルの精度がとても高まったから。(アメリカへ届くような大陸間弾道ミサイルも完成していないとは決めつけられない状況になってきている)

二、ミサイル実験に対する経済制裁、援助打ち切りが起こり多くの餓死者が出ても、国家の独立と不屈を優先させると構えているから。

 このどちらのファクターが欠けても、北朝鮮がアメリカや中国に対抗することはできないでしょう。
 しかし、逆を言えば、この両輪が機能している限り、アメリカでさえ北朝鮮を何とかできるわけはないのです。


 この関係性は、北朝鮮がミサイル実験を行うたびに言われてきたことです。

 文脈としては以下のようなこと。


1 北朝鮮が核を持ってヤバイからと言って先制攻撃を仕掛ければ、その攻撃した基地とは別のところから報復の核ミサイルが飛んでくる可能性がある以上、容易に手出しはできない。

2 だから、アメリカを始めとした先進国は、北朝鮮に対して、「経済制裁」というカードしかもちえない。

3 北朝鮮は土地が痩せているし、慢性的に経済的にも苦しい状況にあるから、経済制裁によって何百万の餓死者が出たりする。

4 しかし、北朝鮮は何百万の餓死者が出てもギブアップしない。


 こういうことです。
 で、これを永遠に続けることができるのなら、この地球上で北朝鮮を屈服させることのできる国家は存在しないということになる。(※これは、核というものが現代の国家にとってどれほど大切なものであるかも示唆している)

 しかし、なかなかそうはいかないでしょう。
 考えられる結末は三通りある。

A 経済制裁による済的な困窮が続けば、いつか政治体制が崩れる。

B その前に北朝鮮がギブアップする。

C その前にトランプが先制攻撃をしちまう。



 北朝鮮の指導部の気持ちになって考えてみると、これはBの「ギブアップ」をいかに良い条件で迎えるかという勝負でもある。
 つまり瀬戸際外交というものです。加えて、瀬戸際外交によって国内の不満を抑制するという話でもある。
 そして、この場合であっても結局核ミサイルを手放さなければ北朝鮮の勝ちでしょう。しばらくすればまた同じことを繰り返せば良いのですから。

 Aの政治体制が崩れる場合、これは朝鮮の人たちそのものにとって良いか悪いかはよくわかりませんが、北朝鮮の指導部からすれば失敗であるに決まっている上に、日本にとっても難民の影響など含めて甚大な影響が出るでしょう。

 これまでは大きく言ってこのふたつのシナリオのみが主に想定されてきたのであるけれども、ここに来てC「アメリカが先に攻撃しちまう」という可能性が大いに考えうる話にもなってきている。

 というのも、今のアメリカ大統領がトランプだからです。


 また、あの四月のミサイル実験失敗がアメリカのサイバー攻撃によるものであるという説も出ていますでしょう。

 あれに頼もしさを感じている日本人は結構見かけますが、なんというお花畑かと思う。

 もし、アメリカのサイバー攻撃で、北朝鮮のミサイルを封じることができたとしても、アメリカはアメリカに対する核攻撃を封じるだけで全然構わないわけです。

 アメリカ本国や在日米軍基地へ照準の合わさったミサイルだけを封じれば、別に普通に日本の土地を攻撃するミサイルを封じる必要はない。
 もっと言えば、例えば皇居へ照準の合わさったミサイルだったとしても、アメリカがこれを封じる必要性はないのです!

 そもそも、サイバー攻撃でミサイルを封じたとしても「サイバー攻撃しました」だなんて言ってしまうと損に決まっているのだから、つまり秘密裏にやるわけでしょう。

 秘密裏にやるミサイル封じを、日本に対してやっても1ミリも意味ないじゃないですか。
 だって、秘密裏なんですから、恩を売ることさえできないんですから。


 逆に、アメリカからすれば、アメリカに対するミサイル攻撃をサイバー攻撃によって封じることができるならば、北朝鮮への先制攻撃を躊躇する必要性は減ってくる。

 だから、


1 アメリカが北朝鮮へ先制攻撃

2 北朝鮮がアメリカへ報復攻撃をしようとする

3 大陸間弾道ミサイルを封じられる

4 仕方がないので、隣の韓国や日本へ報復攻撃する


 というストーリーはめちゃくちゃ現実的でしょ?


 もっとも、もしサイバー攻撃による核ミサイル封じが、「どこへの攻撃であるかに関わらずとにかく封じる」ことしかできない精度のものであれば、日本へのミサイル攻撃もアメリカが封じてくれる可能性もあるかもしれない。
 でも、我々にはそんなことわからないんですからね!

 日本人には、「アメリカのサイバー攻撃によるミサイル封じが、どこへの攻撃であるかに関わらずとにかく封じることしかできないものであること」を「祈る」ことしかできないんですか?

 そんなことだから、拉致被害者を取り戻すこともできないのです。



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