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藤井聡教授のフィナンシャルタイムズ訳から読みとく~赤字財政拡大でアベノミクスは成功する 

 京都大学の藤井聡教授が以下のような記事を書かれております。


・英FT紙はなぜ「プライマリーバランス亡国論」を日本に警告するのか?=内閣官房参与 藤井聡
https://www.google.co.jp/amp/www.mag2.com/p/money/226316/amp

 内容は、イギリスのフィナンシャルタイムズのコラムが『 静かな、しかし実質的なアベノミクスの成功』と題して指摘する「アベノミクスの評価と不足箇所」を紹介するものでした。

 結論を言えば、「アベノミクスの不足箇所」とは、ひとえに「財政拡大の不足」ということです。

 つまり、

「政府がもっと借金をしてお金を使っていればアベノミクスは大成功してたんじゃね?」

 ということを、フィナンシャル・タイムズが指摘していたのです。




 そもそもアベノミクスは当初、「三本の矢」と言われて始められました。

 そのうち「第二の矢」というのはまさにその「財政出動」……つまり、「政府がよりカネを使うこと」であった。

 しかし、フィナンシャルタイムズの述べるところでは、

「政府の支出するお金がこれじゃ全然足りん。だから(そこそこ効果は出ているものの)アベノミクスは微妙な感じになっているのだ」

 というふうに言っているわけです。



 実際、第二次安倍政権成立以降、財政拡大と言える予算は2013年度だけです。

 2014年度以降は、当初予算こそ微増であるものの、補正予算の方は抑制され、年間の支出規模は総じて抑制されている。

 デフレを脱却しようという時に、これは明らかな支出不足です。

 だから、アベノミクスの問題は「金融緩和のやりすぎ」ではなく、「財政拡大のやらなすぎ」にある。

 そういう話なのです。


 ・


 では、何でこのような「財政支出の不足」が起こっているか。

 それは、日本政府が「愚かで場当たり的」な「財政均衡」にこだわっているからだと、フィナンシャルタイムズは指摘します。

 すなわち、年間の政府の「支出」を「収入」のぶんだけに抑えようとする思想が、結果として「政府支出の不足」を起こしていると言っているのです。



 ちなみに、この
「年間の政府の支出を収入のぶんだけに抑えようとする目標」
 を、
「プライマリーバランス目標」
 と言います。

 年間の支出が、年間の収入とピタリ一致して、プラス・マイナスゼロになれば、目標達成というわけです。

 このプライマリーバランス目標を、政府は2020年までに実現すると言ってきました。



 しかし、このプライマリーバランス目標実現のために「政府支出の拡大が抑制されてきた」ことが、アベノミクスにおける最大の癌(ガン)だと、藤井教授は訴えます。

 そして、フィナンシャルタイムズは、こうした目標によって政府の支出権限を制限するのは、「愚かで場当たり的」な対応であると非難しているのです。

 つまり、プライマリーバランス目標を撤廃することが、アベノミクスを真の成功へ導く第一歩なのです。

 逆に言えば、プライマリーバランス目標が存在する限り、適切な財政出動が不可能になり、デフレを克服することができず、故に税収も伸びず、プライマリーバランスそのものも毀損されてしまうでしょう。


 ・


 これらは安倍政権そのものがどうであろうと、別問題の厳然たる事実です。

 政府が赤字と借金を恐れずに「財政支出拡大」をしさえすれば、安倍政権の是非は別としても、アベノミクスは成功するのです。


(了)


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