05 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 07

日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

TOP > 時事:加計学園問題 > title - 加計学園問題は、安倍政権が「政府の国家権力を放棄する」問題である      
  

加計学園問題は、安倍政権が「政府の国家権力を放棄する」問題である 

 世論では、何か

「安倍政権が強権を振るって政府機関を扶養し、我々国民(自分)を圧迫している!」

 という筋での「不満」を述べ立てる者があります。

 あるいは逆に、

「安倍政権が強権を振るって政府機関を扶養し、我々国民(自分)を守ってくれているのだ」

 と擁護する者もある。



 しかし、それは両方間違っているのです。

 だって、安倍政権のおおよその実際は、

「強権を振るって、政府機関から権力を剥奪している」

 のですから。

 そして、こうした「政府機関から権力を剥奪すること」は、実のところ国家そのものを毀損することでもあるから「問題」なのです。

 ここらへんのところ、よくよく考えていただきたいところです。


(ちなみに、これを「安倍政権は、政府機関から権力を剥奪しているから良いのだ」という連中もいるので話がややこしくなる。と、言うか、こういうやつが一番多い気もするし、私が一番ムカつくのもこういう連中)


 にほんブログ村 政治ブログへ


炎


 まず、世論の大衆的気分としては、以下の前提がほぼ無自覚に敷かれています。


1 国家権力や政府機関からは、その権限を剥奪した方が民主的で楽チンできる。

2 時の政治権力は、国家権力や政府機関を扶養しようとするもので、これによって個人が国家に縛り付けられてしまいそうで嫌だ。 

3 故に、強権的な政権は、国家権力、政治権力を扶養しようとする。これが嫌だ。


 ……そういう物語を前提しているから、「手続き的に強権的な感じのある安倍政権」については、当然、「国家権力、政府権力を扶養している者」として捉え、その前提の上で「支持」だの「不支持」だのと騒いでいる。

 しかし、それはまず前提が間違っているから、ちゃんちゃらおかしな話になっているわけです。



 例えば昨今、加計学園問題というのが持ちあがっていますが、あの問題の筋は、

「文科省という政府機関の、『今、日本国家で獣医学部の増設が必要かどうか』の判断と設立許可を施す集権的国家権力」

 を、首相の地位を利用して都合のいいふうに剥奪したんじゃねえの?……という疑惑でしょう。

 つまり、

「規制緩和」=「政府機関が国家権力を手放すこと」

 を、首相の都合の良いふうにしたんじゃないの?……という疑惑じゃないですか。

 これを国家戦略特区という「一定区域において強権的に国家権力を手放すことができる」という政策を利用して行っている……という話なわけでしょう。

(つまり、竹中平蔵のパソナが戦略特区を利用して外国人家政婦を派遣している筋と同様なのです。)


 ・


 だから、加計学園問題は「規制緩和論者」や「規制緩和という言葉を知らなくても、その物語を前提している大衆」からも「安倍擁護」の力学として現れるのであります。

 故に、案の定あまり燃え上がっていない。

(リベラルはリベラルで共謀罪でもちきりですし。)

 大衆動向として森友学園と違うのはそこらへんなのです。

 何度も言っていますが、「森友学園問題は大衆にとって都合が良いもの」で、加計学園問題は「大衆にとって都合の悪いもの」なのです。

 森友学園問題を騒げば「戦前コスプレ保守」を「踏み絵」にして政府が国民(自分)を制限してくるのを牽制できる……という「大衆的都合の良さ」があるわけですが、加計学園問題を騒ぐとこれは今まで自分達が請求してきた論筋上の疑獄であるから大衆的に都合が悪いのです。


 ・


 この大衆力学に抗うためには、安倍政権一般の問題が、

「強権を振るって、政府機関から権力を剥奪していること」

 だという根本的な理解が必要になります。

 それはすなわち、「安倍政権の問題」とはイコール「平成の大衆の問題である」と反省することと同義なのです。



 ……もちろん、誰もそんな反省はしないに決まっているでしょうけれど。


(了)

関連記事
スポンサーサイト

Category: 時事:加計学園問題

Thread: 政治・経済・社会問題なんでも

Janre: 政治・経済

tb 0 : cm 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://shooota.blog.fc2.com/tb.php/360-3d2fa99b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)