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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

TOP > 時事:北朝鮮ミサイル問題 > title - 北朝鮮は核開発をしているから国際社会の敵なのか?        
  

北朝鮮は核開発をしているから国際社会の敵なのか?   

 
 北朝鮮がミサイル実験を繰り返しています。
 
 これは隣国である我々日本人目線にとって脅威であることは間違いない。
 
 また、現在の日本の北朝鮮に対する最重要項目は「拉致被害者を取り戻そうとすること」です。
 
 そして、優先順位としては「今、日本にいる日本国籍を持った人間の生命と財産を守ること」はその次であるべきでしょう。
 
 すなわち、太陽視点で言えば、
 
「たとえこちらにいる日本国籍人が何万人死のうとも、拉致被害者数百名を取り戻そうとする」
 
 という態度が、北朝鮮の拉致が判明した後の日本国家には求められていた。
 
 
 ただ、これが「国際社会目線」ということを考えると、北朝鮮のミサイル実験や核開発の何がイケナイことなのかよくわからない部分がありますでしょう。
 
 だって、地球上で核ミサイルを持っている国家は、アメリカを筆頭にわんさかあるわけです。
 
 何故、北朝鮮が核兵器を持つことが国際社会にとってイケナイことなのか。


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 例えば、今から十数年前、私がまだ学生だった頃にイラク戦争というのがありましたけれど、あの時、何故「イラクが核兵器を持つことが悪だ」みたいな話になっていたのか。
 
「大量破壊兵器を持っているに違いない」
 
 と言ってアメリカがフセインを滅ぼした後、結局イラクから大量破壊兵器は見つからなかったというのが歴史でした。
 
 が、たとえイラクが核ミサイルを持っていたのだったとしても、それの何が「悪」だったのでしょう。
 
 その基準で言ったら、世界最悪の「極悪国家」はアメリカ合衆国だということになるじゃないですか。
(その意味では正しい基準なのかもしれませんが)
 
 
 
 ただ、よくよく考えてみればそりゃあそうなのです。
 
 だって、「核兵器の保有国」は、まだ核を持っていない国に対しては核を持たせないようにしたいと思うに決まっているからです。
 
 当然ながら、「核保有国」の「核を持っていない国」に対するアドバンテージは、「核を持っていない国が、核を持っていないから」存在するのです。
 
 そういう意味で、「核不拡散」という都合は、原理的に言って「核保有国の都合」であるわけ。
 
 言い方を変えると、核不拡散は核保有国の核による脅しによって成されてきたということでもある。
 
 
 
 でも、それは核保有国視点から見た都合でしょう。
 
 核を持っていない国家からすると、なんとか核を開発して核保有国の言うなりになるのを避けたいと思うに決まっている。

(日本とかいう国はそう思わんらしいくて、「政府が核を持つと自分が国家により制限される可能性が上がってイヤだ」という大衆の請求が国家主権として発揮されているようですが)
 
 まあ、これも核を持っていない国家の都合だから必ずしも善とは言われないかもしれないが、必ずしも「悪」とも言われないはずでしょう。
 
 
 
 だのに、何か中立的社会として想定された「国際社会」なるものが「核を持っていない国家が核を持つ」というだけでこれを「悪」とみなすのはちゃんちゃらおかしい。
 
 それは、その「国際社会」なるものが実は単なる「国際社会の強者(核保有国)の都合」(とりわけアメリカの都合)であるからだと見なさないわけにはいかなくなる。
 
 すなわち、この場合「国際社会」は、
 
「現在強いことになっている国家に対して、弱い国家が力で逆らおうとすること」
 
 を「悪」としていることになるのです。
 
 
 ・
 
 
 この「国際社会の強者(核保有国)の都合」を前提として、北朝鮮ミサイル実験を非難する連中を私は信用しません。
 
 そもそも北朝鮮だって国家なのですからミサイル実験をすること自体はなんらおかしな話でもないのです。
 
 経済制裁を解除せよ、さもないと……という脅しをしているから悪というのもおかしくて、そもそも「北朝鮮の核開発に対する、アメリカを中心とした経済制裁」が核保有国側の不当な抑圧だというあちらの言い分は一理あるかもしれないでしょう。
 
 
 
 だから、我々は北朝鮮のミサイル実験そのものを「国際社会への挑戦」として非難することはできないのです。
 
 我々ができるとすれば、

1「北朝鮮そのものが問題ある国家である」

 ことを言った上で、だから、

2「問題ある国家が核を保有するのは問題である」

 と論理付けなければならない。

 また、北朝鮮が問題ある国家であることは拉致問題を言えば事足りるのであり、「社会主義だから」とか「民主主義じゃないから」とか、そーゆー民主的な筋に足をすくわれるのもヤメテ欲しい。



 繰り返しますが、我々は北朝鮮の「核保有そのもの」を悪として非難することはできないのです。

 もし現時点の我々がアメリカや中国のような核保有国であればそれでよいかもしれません。

 が、我々日本国家は「これから核を持っていこうとするべき国家」なのですから、新たに国家が核保有することそのものは否定すべきではないのです。

「北朝鮮に問題があるから、問題のある国家が核を持つのが問題である」

 という筋立てが、(少なくとも我々日本人の間だけでも)是非とも前提されるべきなのであります。

 また、そこがアメリカと日本の

「利害が一致しない点」

 であると想定されるべきなのです。


(了)

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