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日本が日本であるために

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シチリアG7保護主義と闘う(笑) 

 27日、イタリアシチリア島でG7サミットが開かれました。

 トランプのアメリカを含め

「保護主義と闘う」

 という文言が、再び確認されたそうです。


 ……これが「偽善」です。



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赤傘



◆◇保護主義の時代~自由貿易主義の終焉◇◆



 保護主義とは、国内の産業を保護するために、国家として貿易の自由を規制すること。

 実際のところ、リーマンショック後の世界各国で必要とされていたのは、この「保護貿易」と「財政支出拡大」で内需を増やし各国のナショナリズム経済を扶養することであった。

 つまり、グローバリズムの幻想はとっくに終わっているのです。



 これは、冷戦の西側勝利によって蔓延した、

「資本主義、自由市場経済の合理性による世界統一」

 というアメリカ的幻想が、やはり幻想であったと判然したということでもあります。



 でも、

「自由貿易主義」=「民主的」

 みたいなキレーゴトの体系が残っていたから、みんな社交辞令のように自由貿易を言ってきた。

 しかし2016年、よくも悪くもキレーゴトを言わないトランプ大統領の誕生や、ブレグジットによって、グローバリズムや自由貿易がキレーゴトとしても通用しなくなってきていたのです。



◆◇「俺は保護貿易をやるけど、お前らは自由貿易をやれ」◇◆



 そういえば、

「保護主義と闘う」

 という表現は、オバマ政権下で開かれた昨年の伊勢志摩サミットで言われた表現でしたね。

 しかし、今これが言われるというのは意味合いが違います。

 アメリカは、

「自由かつ公正で相互に利益のある貿易」が「経済成長と雇用創出の主要な原動力になる」

 と主張していますが、これはイコール、

「アメリカはこれまで障壁を低くしすぎて不公正だったから保護主義へ舵を切る。しかし、もっと障壁を下げ、自由に輸出できるようにすべき市場があるよな(たとえば日本とか)」

 という意味なのです。



 つまり、アメリカはまだ一番強いので、

「俺は保護貿易をやるけど、お前らは自由貿易をやれ」

 と言っているわけ。

 それでもヨーロッパの国々は狡猾だから、こうしたアメリカのジャイアニズムにも口だけ「はいはい」と言うだけでしょう。

 けど、日本の自由貿易信仰はどうやらマジモノであるようだし、「アメリカに対する核抑止力」もないわけですから、さらに国内構造を改革して貿易障壁を下げてゆくのでしょうね。



◆◇ゴマカシが効かない屈服◇◆



 これからはますます、

「核兵器と国際政治力のある国家」は「保護主義」を進め、

「核兵器と国際政治力の無い国家」は「自由貿易という名の市場解放」を強いられてゆくでしょう。



 これはもちろんこれまでもそうだったのですが、赤裸々にそうなっていくであろうということ。

 日本は、日米構造協議以来「アメリカの属国でいるための国家の切り売り」をやってきましたが、構造改革論や規制緩和論で「これは合理的なことなんだ」と自分に言い聞かせて屈服感を和らげてきました。

 しかし、これからは屈服感をゴマカすこともさせてもらえなくなって、「赤裸々に屈服感丸出しの屈服」を強いられるようになるでしょう。



 その証拠に、TPPなど、自由貿易協定の促進に関する文言は消えたらしいです。

 なんだか笑っちまう話ですが、これは、もうそういうゴマカシも許してもらえなくなる……ということなのです。

 普通そうばれば怒ると思われますね。

 でも、断言しておくと、日本人は立ち上がりません。

 もはや日本人はいかに赤裸々に屈服させられても、アクロバティックに「これは屈服ではなくて、合理的で戦略的なことなんだ」と言い張るに決まっているのです。



◆◇余談◇◆



 余談ですが、サミット後の記者会見を見ていたら、外国の記者もいる中、加計学園問題について質問するバカな日本人記者がいました。

 私は加計学園問題はもっと気合い入れて責めるべきと思っていますが、さすがにこれには強い違和感を感じました。


(了)


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