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今話題の「債務対GDP比の改善」には「プライマリーバランスの悪化」が必要 


 6月2日、経済財政諮問会議で今年の骨太の素案が出たそうです。

 そこで、「PB黒字化目標」と共に「債務対GDP比目標」を『併記』する方針だということが報道されております。


眠れる



 私は、「プライマリーバランス目標は撤廃すべきだ」とは思いますけれど、この度「債務対GDP比目標」が言われる運びになったのはプライマリーバランス目標至上主義に対する大きなアンチテーゼだとも思います。

 特に、債務対GDP比が「経済財政諮問会議」で言われ、「骨太の方針」に盛り込まれるというのは、来年度の予算に小さくない影響を及ぼすことが期待されます。

 まず、各省庁の概算請求において債務対GDP比を考慮しなければならなということは「単に予算を削ればよい」とはいかない……と意識されるべきということであり、また、そうなる可能性もなくはないからです。(省庁に勤めたことないので想像ですけど)

 プライマリーバランスではなく、(国際標準として使用されている)債務対GDP比を目標とすべき……ということは、先月『プライマリーバランス亡国論』を出版された藤井聡内閣官房参与が訴えてこられた事実ですけれども、これは非常に大きなことだったように思われます。



 もちろん、私にはこれによってどれほど財政赤字が拡大されるかは見当もつきません。

 しかし、小泉政権下以来官邸の構造改革の出城として省庁や自民党を締め上げ予算を取り上げる側だった「経済財政諮問会議」で、正しいことを盛り込ませるのは難しいに決まっていて、

1「財政再建には経済成長が必要」

 という意味合いを持つ「債務対GDP比」が言われるのは驚きに値すべきことと存じます。


 ・


 ただ、実を言うと

1「財政再建には経済成長が必要」

 は、安倍首相も第一次安倍内閣時代から強調してきたことでありました。

 それでもデフレが脱却できないのは、

1「財政再建には経済成長が必要」
 ↓
2「デフレを抜けて経済成長するには赤字財政が必要」

 というところでいつもいつも躓くからです。



 ・



 そう、安倍政権では

1「財政再建には経済成長が必要」

 はそれなりに認めてもらえるのです。

 税収は税率だけではなくて名目GDPによるし、債務の意味合いも名目GDPに対する比率によって変わる。

 これくらいは中学生にもわかるし、ホシュ派の安倍さんとしては、リベラルの

「日本はもう経済成長できないし、する必要もない」

 という筋を認めるわけにもいかないでしょうから。



 でも、肝心の肝の肝は、

2「デフレを抜けて経済成長するには赤字財政が必要」

 の方なのです。

 金融政策でごまかさず、「どれだけ赤字財政を積めるか」=「どれだけプライマリーバランス赤字を大きく出せるか」が、デフレからの脱出速度を決める「すべて」なのです。


 ・


 まず理論上、併記されるとはいうものの「債務対GDP比を改善するため」には「プライマリーバランス目標を達成してはならない」のですが、そのあたりの優先順位がどう言われていくかに注目しようと思います。

 まあ、私の予想は、「プライマリーバランス目標と債務対GDP比の改善は両立する」というデマがはびこる……というものですが。
(もちろん両立しないのですよ!)


(了)


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