08 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 10

日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

TOP > スポンサー広告 > title - 人手不足騒ぎのチャンスと罠 TOP > 経済:デフレ問題 > title - 人手不足騒ぎのチャンスと罠      
  

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

tb -- : cm --   

人手不足騒ぎのチャンスと罠 


 昨今、人手不足ということがいわれております。

 すなわち、団塊の世代が引退し始めておおよそ十年。

 一方、少子化が進んでいるので、新卒数は減ってきている。

 ということは全体を見ると、

「引退する数」>「新入社員」

 となって「現役世代」の絶対数が減ってゆく……というものです。


レゴ






 このことはずっと言われていたのだけれど、昨今の有効求人倍率の上昇を受けてか、

「人手不足騒ぎ」

 とも言える騒がれ方をしているのが非常に気になります。

 それは、どちらかと言えばネガティブに、

「現役世代~人で、引退世代~人の暮らしを負担しなければならない」

 などと言われてきた、その筋を再燃させるという形で。


 ◆


 しかし、私はこの「人手不足」は現今の(経済問題、大衆社会問題、政治問題を含んだ)長期デフレ状況においては、

「チャンス」

 の要因と見ます。

 何故なら、「人手不足」はデフレギャップ(潜在供給力の過剰)を是正する要因になるはずだからです。



 第一に、労働市場が売り手市場になれば、当然、全体としては給与が(名目値で)上昇するわけで、所得に裏打ちされた需要が増える要因になる。
(また、人口の減り自体は少ないので、ありがたいことに老人たちは資産と年金で需要だけはしてくれるのです)



 第二に、人手不足で供給サイドが不足し、総需要がこれを上回る状況になれば、

「(1人が1時間あたりに取り扱える仕事量を改良していかなけれなならないという意味での)生産性」

 が、これまた需要(投資)される要因になる。
(※この投資需要増には、政府規制の強化が必須)



 これらの力学が循環し、「一定期間(例えば1年間)における全体の取引回転量」(GDP)を高めることができれば経済成長できるので、国家全体としてはそれで良いでしょ。


 つまり、この「国家の経済全体のフロー(流れ)」という観点でいけば、

「求人」>「求職」
 と、
「潜在供給」<「総需要」

 は、むしろ「国力増進に資す、適切な状態」と言えるのであります。


 ◆


 余談ですが、団塊の老人たちは、「いつまでも現場に残って年甲斐もなく口を出す」のではなくて、「引退して金を使う(需要する)」ことこそ、若者のためになり、国家のためになる……ということでもあります。

 すると、社会保障は、「ベーシックインカムや若者向けの社会保障」などではなく、むしろまず「引退世代の老人の暮らしをより保全すること」こそが、「若者に良質な労働環境と土地や国家に埋め込まれ得る席を用意する」ことにも繋がるはずでしょう。

 そして、これは一重に、「国力の増進」のためにはそうあらねばならないということなのです。


 ◆


 しかし、これは一つ扱いを間違えば罠になります。


 すなわち国家全体のフロー(流れ)を見ず、これを

「消費者効用目線=供給力の観点」

 で「のみ」捉える形で対処しようとすれば、

「外国人労働者受け入れ」
「規制緩和」
「ベーシックインカム」
「むやみな女性の活用」
「むやみな老人の再雇用」

 など、昨今まことしやかに再燃している安っぽい議論に足元をすくわれることになる。

 そうなれば、せっかくのチャンスをふいにし、文化は破壊され、日本の国力もこのまま地に堕ちることとなるでしょう。

(で、たぶんそうなるんでしょうけれど。)


(了)

関連記事
スポンサーサイト

Category: 経済:デフレ問題

Thread: 政治・経済・社会問題なんでも

Janre: 政治・経済

tb 0 : cm 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://shooota.blog.fc2.com/tb.php/385-f9d36ed4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。