私の街のスターバックス
くだらない話で恐縮ですが、私が住む街にスターバックスができました。
何やら、地元企業の社長の婦人が
「この街にはスターバックスがひとつもない!」
とて、スターバックスを誘致する活動を行ったそうです。
それで首尾良くできあがると、もうみんなで有り難がっちゃって大変な繁盛らしいですよ。
まさに田舎の滑稽さを絵に描いたような話でしょ。
そういえば私が高校生くらいの時、『木更津キャッツアイ』ってドラマがあって、頭の弱い女が木更津にスターバックスのないことへ不平を言い続ける……みたいな描写があったけど、あれはドラマだから冗談でやられているのに対して、私の街ではそれがマジなのですからね。
まったく、田舎の人間ほど、東京を有り難がり、グローバルを有り難がるんです。
でも一方で、普段の生活を見ていると、祭社会に根差していたりして、地元に埋め込まれ、多くの信仰と恩恵に浴している。
そして、田舎の人のそういう姿は美しいのです。
でも、そっちはおおむね無自覚で、故に文化的防衛力はない……というところが滑稽であり、儚くもあるところなんです。
そんなんじゃ百年後には溶けて、流れちゃいますからね。
(了)
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