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日本が日本であるために

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マネタリズムとリフレの類似性 

 今回は、マネタリズムとリフレには類似性がある、という
話だ。

 マネタリズムとは「常に固定された率で通貨供給量を増やす」という考えである。
 対して、リフレとは、「短期なインフレ、デフレに対し、通貨供給量の増減をもってコントロールする」というものだ。

 概して、マネタリズムには「短期的なインフレやデフレへの対処」という姿勢は一切見られないが故に、その部分だけを見れば、リフレとは相反するもののように見えるかもしれない。

 ただ、マネタリズムの理論とリフレの理論は、その芯において共通の筋立てがある。

 それは、「通貨の量を『なんらかの合理性』に基づいて増やす」ということ以外は、「民間市場の自由にしておけば上手く行く」と考える所だ。
 いや、むしろ「民間市場の自由にしておけば上手くいく」という事を論理として成り立たせる為に、「通貨の量に対する何らかの合理性」を設定していると言った方が良いかもしれない。

 つまり、個々人ではどうにもならない通貨供給量に関してだけは特別の合理性を設定して、それさえ設定しておけば、人間個々人の合理性が勝手に経済を上手く回すはずーーだから、政府は口を出すなという筋立てなのである。

 この、「人間一人一人は合理的な判断をするはずだから、政府の裁量を剥奪するべきだ」というような考えは、つまり、『自由と民主主義(リベラルデモクラシー)』という左翼思想と合致する。
 何故なら、一人一人が自由な経済活動をした結果導きだされた結果は、「消費や投資や雇用」という各々の一票が導き出した『民主的な結果』と言えるからだ。
 だから、マネタリズムやリフレの一部を、『新自由主義』と呼ぶのである。




 さて、こうした『自由と民主主義』というイデオロギーを基にした経済思想は、現実を言い表していない偽善であるーーというのが俺の主張だ。
 何故なら、その「一人一人の自由な経済活動」の中で、その多数が取った「経済活動」の方が『正しい』などという保証は何処にもないはずだからだ。
 これは、『自由と民主主義(リベラルデモクラシー)』そのものの問題でもある。

 そして、自由と民主主義、及びその主義に基づいた経済思想を掘り下げると、そこにはやはりアナーキシズム(反政府主義)が顔を覗かせているのだ。
 何故なら、「政府から裁量を取り上げたい」と考えた際には、『自由と民主主義』が「とっても合理的で上手く行くものである」と規定するのが、最も効果的であるからである。

 それは、「自分たちの自主性で、何とかなります」と言っている生徒達が、親や先生達の敷く規制やら保護やらの裁量を取り上げる思考回路とほぼ一致している、と言えよう。




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