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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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国会って何故あるの?第一回(間接民主制) 

 参議院議員選挙も近いですね。
 というわけで、少し『国会』そのものについて考えてみませんか?

(※語りを「です・ます」調に変えてみました)

 まず、そもそも『国会』とは本来何をする所なのでしょうか。
 それを考える為に一つの例を作りました。

 あるところに、約一万人が住むNという国があったとします。

 一万人もの人が生活をしようと思うと、当然、色々とルールが必要になりますよね。ルールがなければ、それぞれが勝手放題な振る舞いをして、無秩序と混乱に世が包まれてしまいますから。

 では、その『ルール』とは、一体どのように作られたのでしょうか。

 何せ、N国にヒトは一万人もいるのです。「誰が、どのようにN国のルールを作るか」というのは、簡単そうで、実は全然簡単な事ではありません。


 ですから、そこでは、まず「おおむねは既存のルールに縛られる」ということが大切になってきます。


 そもそも、今こうして『N国』が在るということは「今生きている一万人」が生まれる前に生きていた人々が、桁違いの人数で存在していたということでもありますね。
 当たり前です。人間がいるということは、その人間を生んだ人間が必ずいるのですから。

 つまり、大体の『ルール』は、もう死んでしまっている過去の人間達が作ってくれているんです。

 人間の集団は、基本的には「過去の人間が作っておいてくれたルールに従わなければならない」という歴史的な先入観と偏見によって、『個々人の行動や立ち振る舞い』が強制され、抑圧され、制限されているからこそ、全体において大きな混乱や無秩序を避けることができているのです。


 めでたしめでたし……と言いたいところですが、


 残念ながら、「過去の人間が作っておいてくれたルール」にそのまま従っているだけでは、『時代の流れによる変化』という厄介な事に対応できなくなります。
 ですから、現在のN国民の一万人は、「過去の人間が作っておいてくれたルール」を決定的には損なわない範囲で、時代に即した「ルールの微調整」をしなければなりません。
 或いは、「過去の人間が作っておいてくれたルール」の解釈をするのは、やはり現在の一万人ですから、「ルールの運用」についても現在の一万人がやらなければどうしようもありませんね。


 では、この「ルールの微調整や運用」は、一体「誰が、どのように」行えば良いのでしょうか。


 最も愚かで低劣な決定方法は、「N国民一万人のみんなが直接決める」という方法です。
 いや、一見、良さそうに思うかもしれませんが、しかし、「みんなで直接決める」と言っても、何せ一万人いますから、一万人が全て同じ意見になるということは絶対にありませんね。すると、結局は、「一万人の中の多数の意見」が採用されることになるのですが、残念ながら「多くの中の多数の意見」なるものが正しいことなど稀です。

 また、一万人の全てが「ルールの微調整や運用」について精通しているのであればまだしも、そんな事ありえません。

 例えば、N国で漁師をしているA太郎さん。彼は、優れた漁師で、村の者からも大いに尊敬を集めていますが、「国家のルールの微調整や運用」についてなど、一つも分かりません。何故なら、彼は常日頃、「どれだけ安全に仲間を率い、うまく適量の魚を捕るか」ということばかり考えているからです。(そして、それが彼のあるべき姿なはずなのです。何せ、漁師なんですから。)

 或いは、銀行の窓口をしているB子さん。彼女は、艶やかな黒い髪と、溌剌とした弾力のある肌に、とても素敵な笑顔をもった愛嬌のある女性で、その姿は無機質な銀行に咲く一輪の華のごとくでした。が、「ルールの微調整や運用」についてなど、一つもわかりません。

 つまり、N国の一万人のうち、ほとんどは「ルールの微調整や運用」などということに対して日頃から学び、考えるなどしているヒマはないのです。当たり前ですね。それぞれは日々の仕事で忙しいのですから。
 そして、それぞれは、それぞれの仕事をまっとうし、周りの身近な人達と上手くやることを第一に考えるーーという生き方をしていて概ね正解なのです。

 ただ、一万人のうち、九千人ほどは「ルールの微調整や運用」について何一つ分かっていないわけですから、その「何一つ分かっていない」者達による直接的な多数決が、まともな結果を導く事などありえませんね。
 と、いうより、A太郎さんやB子さんからしても、「俺は(私は)、違う仕事してんだから、そんな責任負わされても困る!」といった具合ではないでしょうか。


 それでも「ルールの微調整や運用」は誰かがやらねばならないわけですが、どうすれば良いのでしょう?


 そこで、N国では、一万人のうちから「ルールの微調整や運用」に精通している『代表者』を百人ばかし集めて、よーく話し合わせた上で多数決をさせることにしました。

 なお、これをN国では、『下院』と呼んでいます。



 続き→ 第二回(下院編)



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