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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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右と左② 

※「右と左」のつづき

 その上で日本は立憲君主制という右のイデオロギーをベースに定義された国家であることを再確認してもらいたい。「そうあるべきだ」とか言う以前に、日本という単位を天皇抜きに定義することは不可能なのであるから、これはただの事実である。
 良く分からない人は、まず、“日本人”の定義について考えてみると良い。「古くから天皇の下の民であった人々」という定義以外には、どう頑張ったってできないはずだ。
 もし今、日本と呼ばれているこの地域に、天皇を廃した共和制国民国家を作ったとすると、それは既に日本ではない。「かつて日本のあった地域にできた違う国」なのである。よって、「左のイデオロギーをベースとした共和制の日本」というのは存在し得無いのだ。

 そうなると、“日本”という国家の存在を肯定する日本人は、すべからく立憲君主制を支持する右派ということになる。逆に、共和制を支持する左派は、この地域に共和制の別の国家を作ることを支持しているのだから、反日本ということになる。いや、「共和制支持の左派は反日本だから悪者だ」と言っているのではない。そもそも、相対的に見れば、反日本であることが、悪であるとは言えない。反日本が悪であるのは、日本という国家組織の絶対的な価値観においてのみである。ここで問題になるのは、日本人としての統一的価値観を持っている人で、「反日本は悪である」と思っているにも関わらず、無意識のうちに共和制を信望する左派になってしまうケースがあることだ。こういう人は、「日本でありながら共和制である」ということが論理的に可能だと錯覚しているため、自分で自分を反日本であるとは思っていない。だから相対的な事実の把握というのは大切なことなのである。

 さて、確かに日本は右のイデオロギーをベースにした国家ではあるが、そこに左的な物が必要とされないかといえば、そんなことはない。先にも述べたが、現在の立憲君主制の基礎となる反革命思想とは、「右をベースとした体制に左をのっける」ということである。つまり、日本を肯定する国民の間でも、ベースとなる右を比較的重視する者と、乗っかっている左を重視する者、という軸で左右に分類できるのである。

 つまり、「天皇の下の政府による全体的な秩序と安定という統治に関する思想」を右、「天皇の下の民は万民平等であるという思想」を左、に分類するべきだということだ。日本という枠組みにおいては、右思想も左思想も、天皇というベースの右抜きに考えることは不可能なのだから。

 それを、天皇の廃位を目指す者を左、親皇派を右、と日本政治を分類してきたのが第一の間違いである。いや、“間違い”というと誤解を与えるな。正確に表現すると“事実誤認”である。天皇制を廃した段階で、それは“日本”ではないのだから、日本政治の思想とはカテゴライズできないのだ。

 もう一つ重大な事実誤認がある。それは、東西冷戦に一応の決着がついたことにより「計画経済」を左だと漠然と考えている人間が出始めたことだ。計画経済の対立項は自由主義経済だから、これはもう全く右左の論とは関係がない。このことは、本当に危惧すべき誤認である。何故なら、この誤認によって形成された世論が、政府に自由主義経済に偏った政策を施させているからである。具体的には「共産主義は失敗した。だからこれからは計画経済とは逆のアメリカのような自由主義経済を進めていくべきだ。政府は事業を止め、規制をどんどん緩和して民間の活力に任せるべきである」という論調だ。
 しかし、自由主義経済性と計画経済性は、政治思想としての右左とは別の対立軸でバランスを取っていかねばならない対立軸だ。古来より国家はこのバランスのとり方に苦労してきたのである。

※つづく



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