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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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進歩主義が左翼思想なワケ 

 今日は、進歩主義の落とし穴について論じたいと思います。

 おおむね、『進歩』という言葉は、良いイメージで捉えられることが多いですね。おそらく、なんとなくポジティブな響きがあるのでしょう。
 しかし、この『進歩』という言葉は、とても気をつけて使わなければならない、危険な語句なのです。



 そもそも、『進歩主義』というのは、左翼思想です。一見、何故「進歩の主義」が左翼思想なのか、というのは理解しがたい事かもしれません。

 しかし、少し立ち止まって考えてみると、意外と簡単なことなのです。
 つまり、「未来に向かって進歩していくべき」という考えは、そもそも、「進歩とは何か、という答えが至極明瞭である」という前提の上でしか成り立たないからです。

 ただ、本当の現実を鑑みるに、「進歩とは何か」という問いの答えは誰にも分からないはずなのです。というか、そんなものを提示できるのは、それこそ神的な何かでしかありえません。

 しかし、進歩なるモノを肯定する者にとっては、(それが意識的にせよ、無意識的にせよ)「進歩すべき理想が全ての人間にとって共通して明瞭なのだ」という錯覚に陥っていますから、未来へ向かっての変革に躊躇がありません。
 例えば、「人間は、生まれ持った環境に左右されずに、個々の自由意志にのみ基づいて生きることが理想である」と、無意識に思っている人間にとっては、身分や家柄、血縁といったシガラミから解き放たれる事が『進歩』であると無意識に考えるわけです。しかし、そもそも「生まれ持った環境に、人生が左右されない社会」なんてものが、『進歩』であるなどというのは、ソイツの勝手な思いこみでしかありません。
 また、仮に、そのように思う人間が社会の大多数であっても、「より多くの人間が思う理想が正しい」だなんて証拠は何一つありませんね。また、その大多数の理想を綿密に集計したとしても、それは現在生きている者にとっての大多数にしかなりませんので、本当はそれが大多数であるかなど分からないはずですよ。なぜなら、今生きている人間よりも、既に死んでしまった人間や、これから生まれてくる人間の方が圧倒的大多数なのですから。



 もし、徹底して保守の姿勢を持つとすれば、「進歩とは何かなど、人間には解明できない」事を重々承知するが故に、変革を躊躇します。
 これが、『知らないことを知る』ことですし、『語りえぬもの』であるとも言えますね。

 ただ、こういった議論上で、必ず生じるのが、『懐疑主義』への批判です。
 つまり、「進歩とは何かーーが人間に解明できないという前提の上では、どんな不道徳に思えるような事をしても良いという話になってしまわないか?」という批判ですね。

 しかし、この批判も、次のような筋立てによって解消されると、俺は考えます。
 それは、「正しい道なるものは確かに存在するけれど、ただ、限界のある人間の思考では解明できないだけだ」という考えです。さらに、その判然としない正しい道なるモノへ向かおうとする『意志』だけを、意識して持つべきだと考えます。


 結論をまとめると、「自分たちは、進歩もしうるし、退歩もしうる」という危機感のもと、さらに「選んだ道が進歩であるか退歩であるか分からない」ということを認めた上で、「良い道へ向かおう」いう意志だけは保つ……という、甚だキツい態度を持つ必要がある、と、主張したいのです。

 対して、「これこそ理想だ。だから、それに向かって進歩すべきだ」という『進歩主義的指向』は、薄っぺらで、空疎で、愚かで、蒙昧な、ガキの戯言のように、俺には思われるのです。



(了)



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Category: 政治

Thread: 政治・経済・社会問題なんでも

Janre: 政治・経済

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コメント

天皇陛下万歳。この言葉の真意を捉えれば、現代の左翼運動、彼等のいう平和平等というものがどれだけ薄っぺらいものか分かるはず。
権力を(政治権、軍事権を)持たない今の天皇陛下を国民が慕ってこそ、日本の平和に繋がることを認識すべし。

東が太いっていいこと #- | URL | 2013/12/01 03:01 [edit]

Re: タイトルなし

東が太いっていいこと様、コメントありがとうございます!

 皇室のオーソリティ(権威)が日本国家の連綿性の核であり、必須条件であると、俺も思います。
 ただ、それは十分条件ではないとも考えるのです。

 というのも、一方で陛下を敬い申し上げておきながら、もう一方で自由主義や平等主義や平和主義を礼賛する……といったような分裂症など至る所で見られる症状であるからです。

 また、天皇に、全く軍事権、政治権がないと考えてしまって良いのか、という話もあります。
 勿論、皇室は伝統によって神秘と権威を帯びた存在であり、それは名文律を越えた憲法であるのですが、というかそれが故に、時の軍事権力、政治権力は「そもそも天皇よりその権限をお預かり申し上げているのだ」という筋によって大儀を担保してきたのであって、実の所それは現代においても変わりはないわけです。
 そうなると、もし何事か時の政治権力が致命的に転覆するような国家の危機が起こった際には、やはり天皇という権威が権力をも御振るいあそばれるであろう……という前提を内包してでの『権威』なのだという事は確認しないわけにはいかないと、俺は考えています。

後藤真(おーじ) #- | URL | 2013/12/03 11:58 [edit]

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