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日本が日本であるために

時事、ニュース、政治、経済、国家論について書きます。「日本が日本である」ということを政治、経済の最上位目的と前提します。

 

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都構想否決を期に『改革』をやめよう 




 日本人全体としては、「大阪都構想否決」をこんな風に解釈したいのでしょう。



大阪都構想「反対」 改革論議は継続すべきだ(産経ニュースより)
http://www.sankei.com/column/news/150518/clm1505180003-n1.html

《有権者は現状維持を望んだとはいえまい。大阪が抱える難問を解決し、地盤沈下を食い止めるためには、改革論議をストップしてはならない。
 まれにみる大接戦だった。「大阪市をなくせば元に戻れない」という反対派のシンプルな訴えが勝ったが、肝心の「大阪の未来をどうするか」の議論が深まったかは疑問だ。
 府市の二重行政を解消して司令塔を一本化し、広域行政を府に、身近な住民サービスは特別区に再編すれば無駄がなくなるというのが大阪都構想だった。》



 私からすると、何故『改革』によって大阪の難問を解決できると考えるのか分からない。

 また、今回のような「住民総員」による議論の深まりによって「大阪の未来」とやらを決める必要はまったくない。
 大阪市の未来は大阪市民総員の生活(生きる活力)にかかっている……これは確かでしょう。
 が、「個々の行政に関する意見」を市政に反映させる必要など一切ないし、むしろそんなものに大義を付与する発想は有害でしかないんであります。

 そして我々は、「民主主義によって、二重行政を解消する。行政の無駄をなくす……」という発想自体をそろそろ止めるべきなのです。



 これは、日本の中央政府にかんする見方にも通じているものです。
 平成において、この発想は中央政府に対する大衆の請求でもあり続けた。
 こうした『民主主義』による『改革』が日本全体の地盤沈下を引き起こしていることを、そろそろ悟るべきなのであります。


(了)


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大阪都構想否決後に予想される大衆迎合論筋 



 いわゆる大阪都構想(大阪市廃止・五分割構想)は具体的な政策論としても、極めて杜撰で、あらゆる意味で穴だらけのものであったに違いありません。
 だから、住民投票で否決されたのは、大阪市という巨大な都市の、政策的、統治的観点から見ても、「九死に一生を得た」といった出来事であったに違いない。

 でも、本当に大切なのは、いわゆる大阪都構想……ひいては維新のごとき「改革的大衆思想」を、「時代遅れ」なものとして追いやる思考転換なのだと思うのです。

 すなわち、これを期に、
「既存の組織を壊し、民主主義で一から設計することによって、既存の社会にあるシロアリ(コネ、シガラミ、既得権益)を排除する」
 というような『平成大衆ガキ理論』を、もうそろそろ止めにする……という転換であります。

 日本の存続には、この大転換が不可欠だと私は考えます。
 が、多分、この大転換は起こらないでしょう。



 何故なら、大衆というのは物事を「それぞれ自分の都合の良いほう」へ解釈していくものであります。
 というより、都合のよい(通りのよい、聞こえのよい)解釈に注目が集まる。また、言論者達は注目される解釈を文に綴る。「大衆」とは、そういう悪循環をもって大量の人非人(ゾンビ)を排出していく現象そのものであります。


 そして、平成の御世にあって「都合のよい、通りの良いもの」とは、「改革」的なるものであり、「維新」的なるものである。
 改革的で維新的なものとは、もう一度言いますが、
「既存の組織を壊し、民主主義で一から設計することによって、既存の社会にあるシロアリ(コネ、シガラミ、既得権益)を排除する」
 というような『平成大衆ガキ理論』のことです。
 これが大衆にとって都合がよく、そしてそれが故に最も世間で通りのよい理屈としてハバを効かせているというわけです。

 すると、大阪都構想が否決され、よしんばこれから「維新の党」「橋下徹」といった具体的な対象の求心力が低下したとても、「改革的なるもの」「維新的なるもの」は大衆理論として温存されてしまう可能性が非常に高い。というより、まず温存されてしまうでしょう。

 さしあたってその経路を予測すれば、次の二つの論筋が考え得る。



【大阪都構想否決後に予想される大衆迎合論筋・パターン1】

「大阪都構想という改革案は良かったが、既得権益の妨害に合い、市民が誤った投票行動に誘導された。市民はこれに負けず、権力(シロアリ)と闘わなければならない」
(類似のものとして考えられるのは、「だから、日本人はまだまだ近代的自我に欠けていて、「市民」的要素にかけているのだ」などといった論筋である)

【大阪都構想否決後に予想される大衆迎合論筋・パターン2】

「大阪都構想という改革案は市民に受け入れられなかったが、「抜本的改革」は必要であると皆言っているのだから、別の「改革なるもの」「維新的なるもの」を拵えなくてはならない」



 おそらく大衆は、これらの論筋を薄くぼんやり蔓延させることによって、「大阪都構想否決」という脱・改革の契機がうやむやにしてゆくはずです。
 そのほうが、刹那的な請求を都合よくのたまう事しかしない大衆にとって都合が良いということを、大衆本能によって大衆は察知しているから。
 そして、大衆の察知を言論人は察知しているものだから、引き続き人々は保守であろうと革新であろうと「改革」「維新」をのたまい続けるはず。
(また、厄介なのは、そこに憲法問題すらも絡まっているらしいということ。このことは、後に別記事で語りたいと思います。)

 でも、その「都合」を許してはならないのです。
 何故なら、そうした「大衆の都合」は文明を没落させるからであります。
 また、平成の日本文明を常に没落させてきた要因は、ことごとく「改革」でした。

 この改革……大衆ガキ理論を打ち倒すのは、大阪都構想なるものを打ち倒すより遥かに困難なことです。

 でも、大阪都構想を打ち倒すことができたのだから、もしかしたら「大衆・改革・維新」といった強大で凶悪な化物を打ち倒すことも「ひょっとしたら可能なんじゃないか?」と希望を持っている今日この頃であります。



(了)


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大阪都構想否決、橋下徹引退 



 大阪都構想の住民投票が否決されました。


《大阪市を廃止し、5つの特別区に分割する「大阪都構想」の住民投票は17日投開票され、反対多数となることが確実となった。政令指定都市として初めて存廃が問われた大阪市の存続が決まった。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は、12月までの市長任期を全うした上で政界を引退する意向だ。市選管によると、当日有権者数は210万4076人で、投票率は66・83%だった。(産経WESTより)》


 私は生まれてこの方、「確かなる意志」というものが「大衆」に打ち勝つ様を初めて目撃しました。

 いわゆる大阪都構想とは、極めてチープな、ままごとのような大衆迎合ではありましたが、大衆迎合には違いなかった。大衆迎合である以上、それは津波のように強大な勢力を誇った。平成日本の第一支配者は、常に「大衆」だったのですから。

 でも、今回はその強大な大衆の力が負けたのです。「民主主義(全体主義)」が敗北したのであります。
 勝ったのは、少数の「意志」です。
 文明を「統治」する「意志」に基づいて、民主主義に抗った少数者が、大勢を翻した。

 これは本当にすごいことなんだと思います。私は、こんなすごいものを見たことはありません。
 たとえはじめは一人二人の意志であっても、大衆に抗い、その予定調和を翻すことができる。
 大事なのは、誰かが勇気をもって大衆の予定調和を「クソッタレ」と叫ぶことだったのです。


 これを受けて色々考えなければならないことは沢山あるのでしょうが、
 今日は素朴に、生まれて初めて「大衆」の負けたところを拝むことができた……この素晴らしさを噛みしめて眠ることにします。



(了)


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飯島勲の反・維新についてなど 




 内閣参与の飯島勲氏が「大阪都構想」および「橋下徹」「維新の党」を痛烈に批判しています。
 ここではこの記事について


なぜ大阪から企業が逃げていくか 飯島勲「リーダーの掟」
http://president.jp/articles/-/15233


 大阪都構想だけではなく、橋下徹と維新の党の諸政策そのものを「漫才」と評しているのは、正に的確な比喩といえるでしょう。
 しかも、明日の住民投票については、

《この住民投票は、都構想の是非ではなく、お笑いタレント出身の橋下が繰り出す漫才をこれからも聞きたいか、聞きたくないかで、大阪の人は投票しようとしているように見えるからだ》

 とし、

《そうでなければ、大阪経済が下降の一途を辿りながら、あれだけの恥ずかしい失敗を繰り返せるはずがない。》

 とまで言っている。ボロクソではあるが、以降あげている内容も実に的確です。橋下・維新側からすればグウの音もでないでしょう。


 また、とりわけ、この部分

《そんなことは、私に言われなくても、大多数の大阪人は気づいているはずで、わかっていて面白がっているのだろう。》

 という部分には考えさせるものがあります。
 私は大阪市民ではないので、大阪の雰囲気が未だによく分からないのだが、「わかっていて面白がっている」という部分は容易に想像できる。
 何故なら、「わかっていて面白がる」というこの世でもっともヘドロティックな性癖は、少なくとも平成日本人全体の特徴であったからです。単に、その日本列島民のヘドロティックな性癖が、今現在発疹している場所が大阪であるというだけなのでしょうから。

 まさに、

《大阪に住み、大阪の将来を真剣に考える良識ある人々が、私は不憫でならない。》
 
 し、政治的、思想潮流的に考えて、単に大阪の問題に限定されるものではないのであります。



(了)



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動画・五分で分かる大阪都構想 





大阪都構想にまつわる動画作成のラストということで。

5月17日を固唾を呑んで見守るのみ。

「大阪市」が残ることを祈っています。


「五分で分かる大阪都構想」








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